ワードプレス化することでどんなメリットが生じるかご存じですか？今や世界的に人気の高いワードプレスは、Webマーケティングを行う上で最も頼れるパートナーになりつつあります。それは一体なぜなのか、どうしてそれほどまで人気があるのかをこの記事で詳しくご紹介致します。
「既存のHTMLサイトをワードプレス化できるのか？」
「SEO対策初心者だけど ワードプレスサイトの方が良いの？」
など、様々な疑問をこの記事で解決し、WEB集客やWEBマーケティングの大きな成長への足掛かりとしていきましょう。ワードプレスとは何なのか？どんなメリットがあるのか、どうやってワードプレス化するのかなど、様々な視点からの情報をお伝えいたします。
目次
ワードプレスとは？
ワードプレスとは、世界的に人気の高いCMSの1つで、特別な知識やスキルがなくても、office系ソフトを使用するような感覚で手軽にWebサイトの記事作成や更新を行う事が可能です。ワードプレスについては、下記の記事で詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。
ワードプレスとは一体何なのか、記事の書き方やさらに効果的な活用方法まで網羅されていますので、ワードプレス化の前にまずはどんなCMSなのかという事をしっかり把握しておくといいでしょう。
HTMLサイトとワードプレスサイトの比較
HTMLとはマークアップ言語の1つです。これまでは、世界中のWebサイトのほぼ全てがこのHTMLから成り立っていました。HTML「Hyper Text Markup Language」は全てのWebサイトで、コンピューターに情報を伝えるための基礎といえる言語です。このHTMLはあらかじめページが製作されていることから「静的サイト」とも呼ばれています。一方ワードプレスはHTMLと真逆で、ページがアクセスされるたびに生成されるため「動的サイト」と呼ばれています。この2つの違いを見ていきましょう。
| ワードプレスサイト | HTMLサイト | |
| 更新 | 知識がなくてもお知らせなどの更新が可能 | 特別な知識が必須 |
| 管理 | ブラウザ上である程度の管理が可能 | FTPなどの知識がないと管理は出来ない |
| セキュリティ | アカウントやプラグインなどに気を付けないと攻撃対象になりやすい | ２段階認証システムなどが入っていない場合は高リスク |
| システム | プラグインが豊富 | 自前で制作、もしくはオープンソースを使用 |
| 製作期間 | HTMLより多少長くなる傾向がある | ワードプレスに比べると多少早い |
| SEO対策 | 最初からある程度SEO対策しやすい強い作りになっている | 自動最適化はされないため施策が必須 |
| 向いているサイト | 更新頻度が高い・リアルタイムの情報発信が必要・ページ数が多い・全体で合印を統一、管理したいサイト向け | 更新頻度が少ない・リアルタイム情報が不要・少ないページ数・デザインを個別変更し見せ方を変えたいサイト |
上記表を見ても、ワードプレスがいかに優れたCMSなのかという事が分かるのではないでしょうか。しかし、それでも全てにおいて優れているという訳ではありません。特にセキュリティ面はかなり注意が必要となります。
ですが、そういったマイナスな要素をカバーするだけのサポートも充実しているのがワードプレスです。世界中の人々が使用しているワードプレスは、様々な問題点やトラブルなどを解決することも容易にできます。そういった部分を含め、ワードプレスの魅力を詳しくお伝えしていきます。
ワードプレス化はWebマーケティングに最適
Webマーケティングとは、Googleなどの検索エンジンやSNSによって多くの集客を促し、購入や契約などに繋げるための手法です。「マーケティング」とは、商品やサービスの認知度をより多く高め利益に繋げるための行動で、それらを全てWeb上で行うため、Webマーケティングと言われています。
今では大手企業から中小企業、ベンチャー企業まで、会社規模やジャンルを問わず幅広い企業が参戦しており、ビジネス拡大や顧客獲得には欠かすことのできないものとなっています。これからWebマーケティングを始めたい、今計画を立てている、最近活動をし始めたという方も多くいるでしょう。
しかし、「ずいぶん前からWebマーケティングを行っているのに一向に成果が表れない」と悩んでいる方も少なくありません。そんな方にぜひ参考にして頂きたいのが、この「ワードプレス化」です。ワードプレスは最初から始めなければいけないという訳ではありません。
既存のサイトであっても途中からワードプレスの組み込みをすることが可能です。その際、どんなメリットがあるか、なぜワードプレス化を行った方がいいのかという事をしっかりと把握しておくと、ワードプレスがいかにWebマーケティングに適しているかを理解できるでしょう。
ワードプレスプラグインの素晴らしさ
ワードプレスは元々は非常にシンプルな作りになっています。それは、個人や企業など関係なく、どんな人にも最適な形にしやすくするためです。そこで活用するべきなのがこのプラグインです。プラグインを使いこなすと、ワードプレスを好みの形にカスタマイズすることが出来ます。
使い方は非常に簡単で、中にはインストールすればそれだけで自動的に画像サイズが最適化されるというものもあります。基本的にプラグインは無料で活用が出来るため、特別な費用は掛かることがありません。
「ウェブサイトの表示速度や画像最適化のためのプラグイン」「SEO対策をやりやすくするためのプラグイン」「安全なセキュリティ対策」など、その用途や種類は非常に様々あります。
さらに見出しタイトルやパーマリンクなど管理画面から簡単に編集する事も可能です。メルマガやプッシュ通知、CTA設定など、無料でも攻めのマーケティングが可能となっていきます。下記の記事では、そんなプラグイン導入時の注意点やオススメのプラグインをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
この記事以外にも多くのプラグインが存在しており、自社のサイトに見合ったものを見つけカスタマイズしていく事で、理想的なサイトの構築が可能になります。
レンタルサーバーなどの環境整備が完璧
ワードプレスのサイトを公開させるために必要なのがサーバーです。エックスサーバーやさくらサーバーなどを中心に、今ある数多くのレンタルサーバーのほとんどはワードプレスのサイト運営を楽に行えるような機能が豊富に備わっています。環境整備が行き届いており、初心者でも難なく使いこなすことが出来るでしょう。
サポート体制もばっちりなため、安心して活用することが出来ます。そのため、HTMLサイトからワードプレス化した後のサーバー管理も楽で安く行えるようになっています。
ワードプレスに対する環境が整ったレンタルサーバーは数多くあるため、初めての方はどのサーバを選べばいいのか、どんなサーバーがいいのか分からないという方も非常に多くいらっしゃいます。下記の記事では、そんなレンタルサーバーについて詳しくご紹介しています。
インストールが簡単にできる機能、速度の高速化やセキュリティなど、サーバーごとに様々な機能を搭載していますので、内容をしっかり把握しておきましょう。
コミュニティ・情報量が多い
記事の冒頭でもお話ししたように、ワードプレスは世界中の多くの方々が利用しているCMSになります。そのため、多くの情報が先駆け者によってまとめられており、トラブルや問題が生じた場合、Google検索などで簡単に解決方法を見つけることが可能です。
さらに、ワードプレスの情報を交換するためのコミュニティが世界規模であるため、SEO対策について、セキュリティについて、設定やテーマについてなど、どんな悩みでも即座に解決することが出来るようになっています。中には知識やスキルが0の状態から作成をしているという方もいます。利用者が多いことで情報量が豊富というのは他のホームページの作成サービスやCMSにはない特徴となります。
SEO対策
SEO対策はWebマーケティングの要となる特に重要の要素であることは、もう誰もが理解しているでしょう。しかし、「SEO対策って何なの？」「何をどうすればいいの？」「必要な対策が分からない」と悩んでいる方も少なくありません。今までHTMLサイをを運用してきたものの効果が今一つ実感がもてなかったり、今のサイトの現状が良く分かっていないという事もあるでしょう。そんな方こそ、ぜひワードプレス化を行いましょう。
SEO対策がされているテーマ
ワードプレスでは、様々なテーマ（デザインテンプレートと思ってください。）が存在しており、サイトの方向性や好みに合わせたデザインを選択することが可能となっています。テーマは無料、有料のパターンがありますが、無料テーマでもSEOに強いものは数多くあります。
今現在のHTMLサイトのデザインを継続するのではなく、ワードプレスで用意されたテーマに合わせるようにしましょう。そうすることで、SEO効果だけでなく、長期的な運用が実現できます。もちろんHTMLサイトと新しいワードプレスとほぼ同じにすることも可能ではあります。
しかし、そのためには自作でテーマを自作しなければいけません。これには専門的な知識が必要になり、かなりの工数と時間を要します。そのためにも、ワードプレスに用意されているテーマを使用し、SEO対策をしっかりと施した上で新しく魅力的なサイト構築を行っていきましょう。
プラグイン「All in One SEO Pack」
ワードプレスのプラグインは様々なものがあるというお話をしましたが、その中でも有名なSEO対策のプラグインがあります。それが「All in One SEO Pack」です。シンプルなCMSでもあるワードプレスは、インストールしたばかりではSEOが弱いため補強する必要があります。知識、スキルのない初心者が簡単にSEO設定を行うためにもこのプラグインが必須となるでしょう。
「All in One SEO Pack」は、無料版と有償版の2パターンがありますが、無料でも上記のようなSEO対策が可能です。有償版でないと使えない機能などもありますが、この無料版でも新規立ち上げや移行の際などには十分すぎるほどの機能が備わっています。まずはHTMLサイトからワードプレス化し、サイト運用が軌道に乗ってきてから有償版を検討するのもいいでしょう。まずは無料版でSEO対策をしっかりと行い、ワードプレスの活用を身につけてからレベルを上げていきましょう。
しかし、この 「All in One SEO Pack」 にも弱点があります。それはセキュリティの脆弱性（正確には、利用者が多いため標的にされやすい）やソースコードが汚くなってしまうという点です。そのためSEO対策相談所ではあまり推奨していません。このプラグインを使用せずとも十分なSEO対策は可能になります。
もちろんこのプラグインを使用してSEO対策をすること自体が悪いという訳ではありませんが、こういった弱点があるという事もしっかりと頭に入れておくようにして下さい。SEO対策のためのプラグインであるとはいえ、それによるデメリットも同時にあるということを覚えておきましょう。
レスポンシブ対応
2014年以前に作成されたサイトでは、多くがまだレスポンシブ対応ができていないでしょう。つまり、スマホやタブレットでサイトを見ると、パソコン対応の画面でしか見えないという状態です。今現在は、多くのユーザーがパソコンではなくスマホやタブレットなどで検索を行っているため、このレスポンシブ対応は非常に重要になります。
ワードプレス化を行えば、スマホ対応も一気にできるという大きなメリットがあります。自動的にレスポンシブ対応が可能となるプラグイン、レスポンシブデザインに対応したテーマなどがあるため、初心者でも簡単に行うことが出来るでしょう。
Webマーケティング
ホームページの製作やコンテンツマーケティング、ソーシャルメディアの運用など、Webマーケティングでは、様々な形が存在しています。これからワードプレス化することで、具体的にどんなことが起こるのか、どんなメリットが生じるのかなどを詳しくご紹介致します。サイトは今どのように運用しているのかを今一度しっかりと思い起こし、徹底的に比較してみて下さい。
専用ソフトが不要で初心者でも簡単に構築できる
Webブラウザとインターネット環境があれば誰でも構築可能なのがワードプレスです。ソフトの購入やファイルのアップをする必要ありませんので、今すぐにでも始めることが出来ます。コンテンツの作成や修正などもブラウザ上管理画面から行うことが可能になっています。また、ワードプレスの管理画面も分かりやすい構造になっていますので、操作方法を覚えてしまえば今よりも運営が楽になります。結果として、担当者の負担を大幅に削減することが可能となっていきます。
大幅なコストカットが可能
例えばホームページを作成したいと考えその作業を委託する場合、企業向けであれば数十万円、もしくは数百万円という大きなコストが掛かります。また、既存サイトの更新などを委託しているという企業も多くあるでしょう。そこで、注目すべきがこのワードプレスです。
新規立ち上げ、現在運用中と現状に関わらず必ずと言っていいほど委託する際には大きなコストが発生しますが、ワードプレスは圧倒的にコストパフォーマンスが優れています。更新作業などは一部、もしくは全部を自社で行えることも可能となりますし、新規立ち上げの際は何十万円もかかることもありません。少しでもコスト面を見直したいと考えている場合、ワードプレス化することでその問題を解決できるようになるでしょう。
魅力的な優れた拡張性
とにかく優れた拡張性が魅力なのがワードプレスの大きな特徴です。先ほどお話ししたテーマによってデザインは管理されていますが、このテーマは管理画面から自由に変更することが出来ます。ワードプレスのテーマは無料で高品質なものが多く、費用の負担なく簡単に好みのデザインにすることが出来ますし、様々なプラグインを使用すれば色々な機能を追加する事も可能です。
メールフォームの設置やスライダーの設置など、知識がなくても簡単な設定だけで行えるモノが多くあります。どんなサイトでも簡単に作ることが出来ますし、元々がシンプルなワードプレスなので、好みのカスタマイズも自由自在となっています。様々な機能の追加、デザインテーマなど、拡張性が幅広いワードプレスは、サイトの質を高め理想的なWebマーケティング業務が行えるでしょう。
セキュリティ対策
「HTMLサイトとワードプレスの比較」でも少し触れましたが、ワードプレスはセキュリティに弱いと言われています。ワードプレスは人気が高く世界中で活用されているため、標的にされる確率も高くなってしまいます。また、初心者が多くセキュリティ対策が不十分であることが多いため、ハッキングや総当たり攻撃などに狙われやすいという傾向にあります。
しかし、ワードプレスはそのセキュリティを強化するための方法が多くあります。しっかりと対策を行えば心配することはありません。HTMLサイトでは、システムが入っていない限り改ざんリスクは低いと言えます。しかし、FTP管理などは徹底的に行わなければいけません。ワードプレスのセキュリティ対策についてここで詳しくご紹介致します。
最新プログラムにアップデート
ワードプレスは定期的に最新版へのプログラムアップデートが行われています。プログラムやテーマの互換性から、アップデートせずそのまま使用しているという方も中に入るでしょう。必ずしもアップデートをしなければいけないという訳ではありませんが、そのままの状態で活用しているとセキュリティ上の隙間を狙い攻撃の対象となる場合が多くなります。
プログラムアップデートにはセキュリティ対策なども多く含まれているため、最新プログラムにしておくことが大切です。常に最新版であれば、簡単に外部からの侵入を許すことはありません。何かしらの問題やトラブルがあった場合、ワードプレスは頻繁にアップデートを繰り返し、万全のセキュリティ体制を整えていますので、安心してサイト運営を続けることが出来るでしょう。
セキュリティプラグインの活用
プラグインにはセキュリティ対策として役立つものも多くあります。ただし、セキュリティ対策のプラグインは有料版が多いという点をしっかり頭に入れておきましょう。無料版もありますが、有料版に比べ当然使える機能に限りがあります。
とはいっても、無料版でも十分対策が可能なプラグインもありますのえ、様々なプラグインをぜひ比較してみて下さい。ここでは、ワードプレスのプラグインでセキュリティ対策として役立つ代表的なプラグインをご紹介致します。
| Wordfence Security | ワードプレスの全体的なセキュリティ強化が出来るのがこのプラグインで、ログイン強化や脆弱性強化が可能です。サイバー攻撃によるアクセスの監視、ログイン試行回数制限などが主な機能として備わっています。 |
| All In One WP Security & Firewall | Wordfence Security同様に、総合的強化のできるプラグインです。ワードプレスのバージョン情報を非表示にしたり、ログインURLを変更したりなどが主な機能となりますが、もちろんWordfence Security同様の機能も備わっています。 |
| SiteGuard WP Plugin | ワードプレスの管理画面を守るためのプラグインです。日本語対応しているため、管理画面やログイン画面のセキュリティ強化を重視している方に特にオススメです。画像認証を追加する機能も備わっているため、ログイン認証を増やしたい方にも向いています。 |
| BackWPup | バックアップに関するプラグインになります。データベースの最適化や検証、修復の機能もあります。バックアップは万が一の際に非常に助かりますので、こちらもしっかりと管理を行っておきましょう。 |
Google推奨
マット・カッツ（Matt Cutts）氏をご存じでしょうか？Googleの検索エンジンを開発する部門の責任者の1人であり、SEOの専門家でもあります。マット・カッツ（Matt Cutts）氏はスパムを減らし、価値あるサイトを増やすためのSEOについてアドバイスをして回る啓蒙活動をしているという事でも知られています。その人物が推奨しているのがこのワードプレスです。下記の記事で、Googleがワードプレスを推奨していることについて詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
ワードプレス化への移行
2014年以前に作成されたサイトでは、まだレスポンシブ対応がされていない、つまり、スマホなどで見てもパソコンサイトと同じものが表示されてしまう状態となってしまいます。先にご紹介した通り、ワードプレスサイト化を行う事で、スマホ対応も一気に可能となるメリットがあります。
サイトをワードプレス化する際に、それぞれのサイトの形によって最適な移行方法があります。自社のサイトはどんな形のさいとかよく確認し、適切な方法でワードプレス化を行っていきましょう。
100ページくらいのサイトの場合
HTMLサイトが100ページ程度のサイトの場合、全てを手作業でコピーペーストしワードプレスの投稿ページや固定ページに入れていってもそこまでの手間にはなりません。確かにそこそこ時間はかかりますが、写真や画像、図解なども適時ワードプレスの管理画面から挿入していけば見栄えのいいページを作成することが可能となっていきます。
エクスポートやインポートツールなど細かなことを考える必要はありません。手作業で作業を行いながら都度微調整を行い、投稿ページ、固定ページを作り込んでいくといいでしょう。
商品や在庫登録型サイトの場合
一番早い方法としては、一旦すべての情報をエクセルなどに落とし、商品登録データを修正、その後正しいデータを新サイトへ一気にインポートしてページを生成させていきましょう。データがHTMLサイトからエクスポートできていれば、ワードプレスのプラグインを使用できる場合もあります。
ですが、データの形式上ではプラグインで上手く出来ないという事もあるでしょう。そういった場合は個別でプログラマーにインポートツールを作成してもらうことで解決できるでしょう。
ワードプレスでは、商品登録型サイトを作成する場合カスタムフィールドという機能を使用します。エクスポートした商品データベースをインポートさせる前に、先にデータ項目をワードプレスの方で準備しておく必要があります。
その際、HTMLサイトではなかった項目を追加したり、不要となった項目を削除したりなども、エクセルなどで作成したデータベース上で修正していく事で、ワードプレスのサイトが稼働した際にカスタムフィールドを使った商品ページが表示されます。
ページ数が多く手作業では困難なサイトの場合
数百ページなど、ページ数が大量にある場合、手作業でコピーペーストしていく方法は現実的ではありません。こういった場合は、ワードプレスのプラグイン「HTMLimport2」を使用する必要があります。このプラグインを使えば一気に投稿ページへ移すことが出来るでしょう。
ですが、このプラグインはここ数年アップデートされていないため、使用する際にはトラブルなどがあるかどうかなどの情報を事前に調べておくことが必要でしょう。今現在、同じ機能を持つプラグインがないため、当面は「HTMLimport2」を使用してください。
プラグインを使うと一律機械的にデータ移行を行いますので、HTMLサイトで統一された法則に従った記述をしていない場合は、ワードプレスに移っても、個別で見ると様々な不要なタグが取り切れず付いたままとなってしまいます。
こうした余計なタグが付いていない記事で運営を始めたいという場合は、1つづつ不要なタグを削除していきましょう。 これがネックにはなりますが、丁寧に作業を行っていけば完璧な状態でワードプレス化することが出来るでしょう。
ワードプレス化するための費用・料金相場
既存サイトをワードプレス化する場合、その組み込みの費用や相場を知っておく必要があるでしょう。スムーズに移行を行い効果的な集客を狙いたい場合、専門の製作会社に依頼するということが前提になりますので、どのくらいの料金が相場なのか、どんな費用なのかを知っておくようにして下さい。
ワードプレス化・組み込み料金の相場は？
専門制作会社にワードプレス化を依頼した場合、平均費用はおよそ10万円から30万円程度になります。規模の大きなサイトの場合であれば、50万円～100万円を超えるほどかかるということもあるでしょう。決して安い費用とは言えませんが、ワードプレスを熟知し特徴をしっかりと理解している開発者が移行作業を行ってくれるため、強い安心感を持つことが出来ます。
ワードプレスは他サービスに比べ維持費なども安く抑えることが出来るため、長期的に運用を続けていくとこの費用も必要なコストとして考えることが出来ます。
どんなことに費用がかかるの？
ワードプレス化・組み込み料金のための相場は安ければ10万円程度、高ければ100万円以上と大きな差が生じます。実際、この金額とはどんなものにかかるのか、その内容はあまり知られていないのではないでしょうか？ここでは、ワードプレス化するためにかかる費用についてご紹介致します。
サイト作成で共通する必要項目
ホームページを作成する場合、必要な項目としてデザインやコーディングがあります。このデザインは、ワードプレスで言うとテーマに当たり、これは有料と無料が存在しています。有料テーマは数千円から提供されていますが、もしもオリジナリティのあるものにしたいという場合、1からデザインテンプレートを作成しなければいけません。
こういったデザインの依頼の場合、シンプルなものであれば数万から数十万円程度で可能になります。ですが、レスポンシブ対応のデザインになると費用は高額となっていきますし、デザインに複雑な構築が必要な場合は100万円以上の費用が発生することもあるでしょう。コーディング費用はデザインの製作費に含まれている場合が多くありますが、気になる場合は一度問い合わせを行うといいでしょう。
ワードプレス利用での必要項目
次に、ワードプレス特有の費用をご紹介致します。「サーバー費用（レンタルサーバー）」「ワードプレス実装費用」「テーマの導入」「プラグイン」「カスタマイズ」などがあります。
サーバー費用（レンタルサーバー）は、既存サーバーを利用する場合は特に費用はございませんが。運用のしやすさ、評価などからサーバーの移行も行なった方が良いケースが多々あります。この場合は、サーバーの移行費用が必要です。余程規模の大きなウェブサイトでなければ一般的なレンタルサーバーで充分に対応ができますので数千円から1万円前後程度のコストです。
ワードプレス実装費用は、ワードプレスの導入、初期設定などに関わる一連の工程を含めた重要な作業です。コストの内訳は、ワードプレスを組み込む開発者の人件費ですが。HTMLウェブサイトのソースコードのクオリティによっては、修正を多数行う必要が出るため想定以上の工数が発生しその分の費用が割高となります。
またワードプレスで投稿機能、メールフォームなどと言った実装する機能、カスタマイズする箇所が多ければ多いほどその分の開発工数が必要となるため同じHTMLウェブサイトのワードプレスサイト化ですが。金額・費用が大きく異なります。
また、ワードプレスは各々でカスタマイズをすれば高いオリジナリティを加えることが出来ます。しかし、このカスタマイズには専門的知識が必要です。そのため、業者に依頼するという方も少なくありません。カスタマイズする箇所などにより費用に差が出ますが、例えばサイト内検索の一部機能の追加の場合、1万円～2万円程度で行ってくれます。更にワードプレスにかかせないプラグインですが、場合によっては複雑な初期設定などが必要となることもあるため、制作会社に行ってもらうといいでしょう。この場合、費用は1万円しないほどの料金ですが、有料プラグインであればその費用も加算されます。
サーバーやドメイン代
ワードプレスでサイトの作成を行う場合、サーバーやドメインの取得に費用が発生します。企業によっては自社サーバーがあるという事もあるでしょう。ですが、個人の場合や中小企業などの場合、レンタルサーバーの利用が一般的になります。無料サーバーを活用する事もありますが、広告表示が多かったり容量が間宅足りないというデメリットも存在しています。また、ドメイン代もワードプレス化には必要な費用となります。種類などによりドメイン代もサーバー代も大きく異なりますので一概には言えませんが、大体レンタルサーバー代が500円～6,000円程度、ドメイン代は数千円から1万円以上となるでしょう。
ワードプレス化の依頼 注意点
ワードプレス化を依頼する際に、特に気を付けるべき注意点があります。移行後もスムーズに運用していくためにしっかりとチェックしておく必要がりますので、内容をよく頭に入れておくようにして下さい。一度立ち止まって、しっかりと確認事項の内容を博しておくことが、失敗しないためのカギになります。
新着情報やコンテンツ投稿部分の管理
ただ単にワードプレス化しただけでは、記事の作成や投稿などを既存ページデザインで出来ないという事があります。ワードプレスでの管理が可能なのか、完璧に移行されているかなどはしっかりと確認するようにして下さい。不安な場合は、依頼した製作会社などに問い合わせを行い詳しく聞いてみるといいでしょう。
メールフォームなどの機能
これまで活用していたメールフォームなどの様々な機能についてもよく確認しておくようにして下さい。コンテンツ作成や投稿だけでなく、サイトの機能などもワードプレスでの管理が可能なのか？という点は、実は多くの方が見落としがちなポイントになります。これまでの機能と何か変化があるのか、管理の仕方はどうなっているのかなど、細かな部分まで丁寧に話を聞くように知ると安心です。
ワードプレス化（既存サイト 組み込み）は自力では難しいので外注へ
ワードプレスはカスタマイズ次第でどんなサイトの形にもなり、無料で使えるという大きなメリットがります。しかし、自力での移行作業は非常に難しく、気を付けるべきポイントや設定などが多くあります。慣れていない方や知識やスキルが乏しい方の場合、かなりの時間と手間もかかってしまうでしょう。
また、上手く正確な移行が出来るかどうかというのも怪しくなってしまいます。そのため、ワードプレス化を行う場合は外注依頼をし、プロにお願いするのが一番安心できる方法と言えます。ワードプレスは利用しているユーザが多いため、確かに簡単に情報を得ることが出来ます。
ですが、検索上位で表示される情報が全て推奨されているものとは限りません。難しくて内容の理解が出来ないもの、求めている情報を見つけられないという事も十分あり得ます。この記事を読んで、「移行したいけど難しそう」「サイトのレイアウトが崩れてしまうかもしれないから怖くてできない」と考えている場合は、迷わずプロにお願いするようにして下さい。
費用は掛かりますが、ワードプレスへの移行を正しく行うことが出来ればその後の運用も簡単になり、結果として業務のレベルアップやビジネス拡大へと繋げていくことが出来るでしょう。
まとめ
既存のHTMLサイトをワードプレス化することで、数えきれないくらいの大きなメリットがあります。もちろん移行は簡単にできる作業ではありません。しかし、今後スムーズに運用を行っていくためにはワードプレス化は外すことが出来ない大切なポイントになります。
SEO対策、セキュリティ対策、集客、スマホ表示など、時代の流れに合わせた運用は避けて通ることは出来ないでしょう。今までのサイトを継続しつつ、新しく生まれ変わらせるためのワードプレス化は、企業のサイトをこれまで以上に軌道に乗らせるため行うべき方法と言えます。ぜひ、このタイミングで自社サイトをしっかりと見直し、ワードプレス化でより魅力的なサイト構築を行いましょう。
はい、一般的なHTMLで作られた静的なウェブサイトをデザインそのままでWordPressを組み込みワードプレスサイト化する事が可能です。そして、更新を管理画面でブログ機能のように更新、管理することも可能なんです。