SEO対策 担当者 必読【Google リンクスパムアップデート 完全ガイド】

Googleのリンクスパムアップデートについて、SEO対策界隈ではスパムアップデートが実施された当たりから注目されておりましたが。まだ具体的にどういったアップデートなのか?そして、Googleの検索結果においてどのような影響があるのか把握していないSEO担当者の方も多いのではないでしょうか?

SEO対策相談所の藤吉が、Google リンクスパムアップデートの全貌と今後のSEO対策への取り組み方。また被リンク対策は本当に必要なのか?そして、本的な評価を得れる被リンクとはどういったものなのか?改めて見直してみるために記事にしてみました。

Googleの『リンクスパムアップデート』とは?

2021年7月27日、Googleは公式Twitterなどで「リンクスパムアップデート」について正式に新しいスパムアップデート検索エンジンアルゴリズムを含めた更新を行う事を公表しました。またアルゴリズムだけでなく、手動でのペナルティの記載があるためSEO業者SEO担当者、Webマーケティング担当者は、対策を行っているWEBサイトの検索ランキングへ及ぶ影響に戦々恐々としたことでしょう。

Googleのリンクスパムアップデートが2021年7月27日に公表されてから、約4週間小さな順位変動から大きな順位変動を含めてアルゴリズムの更新が行われました。メインとするターゲットキーワードの検索ランキングが上がった人、大幅に検索順位が落ちた人と今回のGoogleアップデートによる影響を受けたサイトは結構多いようです。

皆さんのホームページの検索順位は、いかがでしたでしょうか?当初は、2週間とアナウンスされた今回のアップデートもようやくアップデート完了が8月25日正式に公表されました。今回のアップデートは、良くも悪くもSEO対策戦略を見つめなおす良いキッカケになったと思います。

Googleの『リンクスパムアップデート』の特徴

Googleのリンクスパムアップデートは、まだまだ情報、検証結果など乏しい状況ですが。既にGoogleの公式検索セントラルブログにて紹介されている情報から、既に分かっている特徴がありますので見ていきましょう。

特徴 その1:リンクスパム認定されれば検索順位に大きな影響が!?

今回のリンクスパムアップデートに限らず、Googleはリンクスパム撲滅のためのシステムとアルゴリズムアップデートを常に行っています。そのため、一時的に効果のあった外部リンク、被リンク対策アップデートや軽微な更新により無効化されたり場合によっては、Google公式検索セントラルブログでも公表の通り手動によるペナルティ対策を実施されることもあります。

当然ですが、このような手動、アルゴリズムによる自動を問わずチェックされ故意にまたは作為的に構築された外部リンク、被リンク対策だと認定されればその評価を失うことになりますので順位が大幅に低下する可能性は非常に高くなります。

後述しますが、今後ますます被リンク対策外部リンクについてのアルゴリズム、評価についてはアップデート、進化させていくことが間違いないと思われるため自作自演や外部リンク構築にコストや労力を割くよりも、ユーザーへの価値提供に重点を置いたSEO対策が必須となります。そういう点では、ユーザーにとっての価値ある情報を提供するコンテンツSEOは最強ですね!

特徴 その2:アフィリエイトリンクにはrel=”sponsored”が必須!?

sponsored post definition

Google は、アフィリエイト プログラムに参加しているサイトに対し、リンクの作成が手動か動的にかかわらず、rel=”sponsored” でリンクの関係性を伝えることをお願いしています。

リンクの関係性を伝える重要性とリンクスパムに関する最新情報: Google公式検索セントラルブログ

アフィリエイトリンクと記載がありますが。次に紹介する特徴にもあるように、基本的に外部リンク、被リンクについての記述には細心の注意を払ってGoogle推奨の方法と取るようにする必要があります。

商品に関連した検索におけるランキングを上げ、高品質のコンテンツに高い評価を与えるための継続的な取り組みの一環として、適切にリンクの関係性を伝えていないアフィリエイト リンクを発見した場合、手動による対策を講じて Google 検索に影響を与えないようにしたり、システムでアルゴリズムによる対策を講じたりする場合があります。手動による対策アルゴリズムによる対策は、どちらも Google 検索でのサイトの表示に影響を与える場合があるため、対策につながるようなことは可能な限り避けることをおすすめします。

リンクの関係性を伝える重要性とリンクスパムに関する最新情報: Google公式検索セントラルブログ

Googleさん直々に「手動による対策」、「システムでアルゴリズムによる対策」と明確にペナルティ与えますよという事を明記されています。これだけハッキリと公表されているので、恐らく今後もこのアップデートはメジャーなものとなりより被リンク対策外部リンク対策による順位上昇についての影響力は薄まっていくと考えられます。

特徴 その3:適切にリンクの関係性を伝えるようにする

上で紹介したリンクの記述についてと同様に、リンクの関係性について今までは全く気にせずにやっていたという方も今一度こちらのページ「リンクの関係性を伝える重要性とリンクスパムに関する最新情報: Google公式検索セントラルブログ」を熟読の上でGoogleが推奨する記述、リンク方法を遵守したうえで取り組みましょう。

特徴 その4:リンク獲得を目的とした低品質な投稿はNG

被リンク対策外部リンク対策に重きを置いたSEO対策を行っている方、行っていた方は早急に戦略の変更と改善を行う必要があります。というのも以下のように検索セントラルブログにて、外部リンク、被リンク構築のための手段として低品投稿を行っている場合で適切なrel値の指定や適切なリンクタグをつけていない場合は手動または自動の対策を講じると記載されています。

以前は、リンクの獲得を主な目的とした、低品質のスポンサー付き投稿やゲスト投稿が組織的に行われているケースが見られました。このようなリンク プログラムを検出して無効化する手法は大幅に改善されていますが、サイト所有者には、こういったリンクに適切な rel 値を指定することを強くおすすめします。適切なリンクタグを付与せず、過剰なスポンサー付き投稿やゲスト投稿を掲載しているサイトや、そのような投稿を使ってリンクを獲得しているサイトを検出した場合、アフィリエイト リンクと同じように、アルゴリズムによる対策と手動による対策を講じる場合があります。

リンクの関係性を伝える重要性とリンクスパムに関する最新情報: Google公式検索セントラルブログ

特徴 その5:リンクスパムの効果は大幅に低下

今回のリンクスパムアップデートを起点に、Googleの検索アルゴリズムの中で外部リンク、被リンクの評価というのは非常に的を絞ったものになってくるのではないかと考えられます。これまでであれば、自作自演に近いものでも僅かながらですが評価の対象になったものがこれからは評価の範囲に含まれる被リンク外部リンクが非常限定されるのではというイメージです。そうなってくると、当然ですが。SEO対策戦略のなかで被リンク外部リンクというものは非常に優先度の低いものとなるかもしれません。

Googleが公表する被リンク・外部リンクの最善の方法

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リンクスパムアップデートと同時に、Google公式検索セントラルブログにて被リンク外部リンクにおける最善の方法を案内されていますので簡単にご紹介します。今回のリンクスパムアップデートGoogleは、リンクタグのマークアップや関連性についてアルゴリズムでチェックする、または対応していない場合は自動または手動で対策(評価や検索順位に影響する)を行うと公表しています。

特に、Googleはアフィリエイトリンクとスポンサーおよびゲストコンテンツ投稿記事からのリンクに対してこれらを厳しくチェックしていきそうです。そして、リンクの種類ごとにGoogleが推奨する最善の方法は次のとおりです。

アフィリエイトリンク

アフィリエイトリンクについて、これまでもマークアップする方法についてはやっているSEO担当者の方もいましたが。やらなくても良い、またはやる必要あるの?と懐疑的だった方も多かったように思います。しかし、今回のリンクスパムアップデートGoogleは明確に”対策”つまりドメイン評価、検索順位に影響がでるよと公表しています。

具体的には、アフィリエイトリンクや広告などでリンクを張る場合には必ず『rel=”sponsored”』を入れる事としています。また以前は”nofollow”でもOKとされていましたが、これからのGoogle外部リンクへの方針としては必ず 『rel=”sponsored”』 を入れる必要があります。

スポンサー付き投稿とゲスト投稿

アフィリエイトリンクと同様に、スポンサーの広告記事やゲスト投稿、PR記事といったいわゆる有料被リンクにおいても 必ず 『rel=”sponsored”』 を入れる必要があります。 また今後は、マークアップについてGoogleが推奨する最善の方法も変わっていますので以下をご参照下さい。

  • rel="sponsored":スポンサー属性を使用して、広告、スポンサーシップ、またはその他の報酬契約の一部として作成されたサイト上のリンクを識別します。
  • rel="ugc": UGCはユーザー生成コンテンツの略でugc、コメントやフォーラム投稿など、ユーザー生成コンテンツ内のリンクには属性値をお勧めします。
  • rel="nofollow":この属性は、ページにリンクしたいが、ランキングクレジットを別のページに渡すなど、いかなる種類の承認も暗示したくない場合に使用します。

引用元:Google に外部リンクの関係性を伝える進化する「nofollow」–リンクの性質を識別する新しい方法

Googleリンクスパムアップデートで順位が落ちた方はどうする?

今回のGoogleリンクスパムアップデートで、検索順位が大きく落ちた、低下したという方。ご安心下さい。ブラックハットSEOのようないかにもスパムな被リンク獲得や外部リンク対策を行っていない限りは手動のペナルティによる大幅な順位低下というのはあまりありません。

今回のアップデートで順位が低下した=Googleからのペナルティを受けたと落胆されている方もいらっしゃいますが。Google公式の検索セントラルブログでも公表しているように、今回の順位低下はあくまでも今まで多少なりとも評価をされていた被リンク外部リンクの評価を白紙にした、ゼロになったというだけです。

Googleリンクスパムアップデートで順位低下の理由(ワケ)

上記でもご紹介したように、あくまでも外部リンクの一部もしくは全部を評価ゼロにしたため外部リンクで加点されていた評価が無くなる、失ったため順位が低下したと考えられます。もしくは、順位の大幅なダウンではないが1ページ目から2~3ページ目にダウンしたという場合には、逆に競合他社、ライバルサイトの被リンク評価が見直されてプラスの加点を受けてその競合サイトが順位上昇したとも考えられます。

まずは冷静に被リンク、外部リンクの見直し

順位が低下したからと言って、急いで外部リンクを外そうとしたり、自作自演の外部リンクであるため調整や編集操作をしたりと焦って何かしらの対策を行おうとされる方がいらっしゃいますが。これは殆どの場合は、無駄な骨折り損になると思っておきましょう。

順位が低下した時点で、既に被リンク外部リンクについての評価は一旦決着がついていますのでその自作自演の外部リンクを外したり減らしたりしたからと言って評価が変わるという事はまずないでしょう。ただし、現状行っている被リンク対策がある場合には戦略の見直しが必要となります。

Googleのサーチコンソールでリンク否認

今回のリンクスパムアップデートにより検索順位ダウンによる大きな影響を受けた方は、今一度被リンク外部リンクなどのチェックを行って下さい。そして、サイトとの関連性が薄い。または故意に構築した外部リンク等があればサーチコンソールにてチェックし外部リンク、被リンクから削除することが可能です。

チェックの方法は、サーチコンソールの左メニューにある「リンク」より被リンクをチェックできます。リンクの否認は、Googleも慎重に対応するようにと言っているようにあからさまにスパムリンクである場合や、低品で関連性が非常に乏しいと考えられるもののみを否認するようにしましょう。

外部リンク・被リンク対策で気を付ける事

SEO対策初心者の方、外部リンクや被リンク対策をやりすぎていると自覚がある方は、一旦このタイミングで自作自演や外部リンク構築サービスなどを利用することは完全に停止しましょう。被リンク対策によるSEO対策というのは、諸刃の剣で長期視点での良いSEO対策戦略とは言えずあるのはリスクのみとなります。

ナチュラルで本質的な被リンク、外部リンクを増やす!

的な評価されるべき被リンク外部リンクは自作自演でドメイン評価が一般的に高いと思われるサイトから被リンクを受けるというものではなく。ナチュラルなリンクを、紹介や推奨するサイトとして外部リンクを受けるこの王道の方法しかありません。

自作自演やペイドリンクじゃなくユーザーに提供する価値の最大化!

SEO対策の本は、被リンクの数や評価、ドメイン歴といったものではなく常に評価基準、判断基準はブレずに検索ユーザーを中心とした価値提供。そして、その価値を最大化するための記事コンテンツ作成でありUIデザイン、UXの改善といった視点でSEOコンテンツマーケティングに取り組むべきであります。

これが少しでも検索エンジンである、Googleの評価という点だけを軸にWEBマーケティングを行ってしまえば結果としてコンバージョンやリード獲得といった成果も最大化する事が出来ないでしょう。

最後にGoogleも完璧ではない!

GAFAという造語もあるほどの世界企業であるGoogleさんも完璧ではありません、検索クエリによっては検索結果の1位がバリバリのリンクスパムで上位表示しているというケースもあります。そういう場合は、そっとGoogleさんにお知らせしてあげましょう。お知らせするのは、以下のURLです。

有料リンクの報告(通報):https://www.google.com/webmasters/tools/paidlinks?pli=1&hl=ja

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