「ドメインって何でオウンドメディアに重要なの?」
「SEO対策とドメイン・URLってどういう関係があるの?」
新しくオウンドメディアを立ち上げようとする際、重要となるのがこのドメインです。検索エンジンからの評価を得るためにSEO対策は色々勉強したけど、ドメインについてはよく知らないという方も少なくありません。しかし、このドメインこそSEOを意識する際は特に気を付けなければいけない項目の1つと言えます。
新しいサイトを立ち上げる時はどうすればいいの?今あるサイトとは異なるジャンルの新規サイトを立ち上げる場合は?など、様々なドメインに関する情報をしっかり理解しましょう。Googleから正しい評価を得るために、ドメインはどのように扱えばいいのか、そもそもドメインとは一体何なのかをこの記事で詳しくご紹介致します。
目次
オウンドメディアのドメインとは?
ドメインとは、簡単に言えばそのサイトの住所の事です。サイトには、ドメインに紐づけるIPアドレスというものがありますが、これだけでは覚えづらかったり分かりにくいため、ドメインに変換しサイトの場所を示します。一般的に、ドメインはそのサイト1つ1つの顔のようなものになり、このドメインを見てどんな情報が書かれたサイトなのかを理解することが出来ます。
このドメインを設定する際、必ず守るべきことが「表記を英語、もしくはローマ字で行う」という点です。日本語で設定してしまうと、URLとして変換した際に意味の分からない乱雑な文字列が作成されてしまったり、エラーとなり設定が出来ないといったトラブルが起きることがあります。長々と下意味不明の文字列でもサイトとして機能はしますが、これでは検索エンジンに正しく評価をしてもらうことは出来ません。また、ユーザーから見ても、こういったURLは信頼度が低く、良質な情報を掲載したとしてもアクセス数を伸ばすことが出来なくなってしまいます。
URLの形
http://www.〇〇〇/
WebサイトのURLは上記のような形が一般的です。この場合、wwwはホスト名、になり、その後ろの〇〇〇に記載される部分がドメイン名になります。また、メールアドレスにもこのドメイン名は使用されます。アドレスの@以降の部分がドメイン名になり、個人の場合は使用している携帯会社のもの(ezweb.ne.jpやdocomo.ne.jp)が使用されています。
メールアドレスの場合もサイトURLと同じで、この@以降の部分が住所の役割を担っています。@前の部分と組み合わせることで初めて1つの完全な住所として認識されるようになります。
3つのドメイン
ドメインには大きく分けて3つの種類があります。オウンドメディアの際にはどのドメインでもいいという訳で貼りません。効率的な運用、検索エンジンから評価を得やすいなど、様々な観点から最適なドメインを選ぶ必要があります。ここで、それぞれのドメインについて詳しくご紹介致します。
独自ドメインとは
その名の通り、オリジナルのドメインの事です。独自で名前を決め使用することが出来ます。上記で紹介した「http://www.〇〇〇/」が標準ドメインとなり、世界中探しても同じドメインというものは存在せず、法人・個人に関係なく取得することが可能です。一度独自ドメインを取得すると、更新を続ける限り半永久的にホームページやアドレスなどで使用し続けることが出来ます。
サブドメインとは
独自ドメインを分解して複数ユーザーに振り分けるためのドメインです。「aaa.com」という独自ドメインを持っている場合、振り分けを行うために「a.aaa.com」「b.aaa.com」「c.aaa.com」というように、独自ドメインの前に「.」で区切って文字列を付与します。このそれぞれがサブドメインになります。レンタルサーバーなどは、この文字列を自由に決めることが出来る場合がほとんどです。
このサブドメインで分かりやすい例が楽天のサブドメインです。例えば楽天は、楽天市場、楽天トラベル、楽天モバイルなど様々なサービスを展開しており、それぞれにサブドメインがあります。
- 楽天市場→https://www.rakuten.co.jp/
- 楽天トラベル→https://travel.rakuten.co.jp/
- 楽天モバイル→https://mobile.rakuten.co.jp/
ここで活用されているように、「rakuten.co.jp/」の前の「travel」や「mobile」などがサブドメインという形になります。このように、おおもとの楽天の独自ドメインから細かく分解してサブドメインを使用する事で、それぞれのサービスに適したURLを作ることが出来、一目見ただけで何のサービスなのかというのもユーザーに伝えることが出来るようになります。
サブディレクトリとは
サブドメインと混同されがちになるサブディレクトリですが、その内容は異なります。ディレクトリとはフォルダと同じような意味を持っています。そのため、このサブディレクトリとはサブのフォルダーを作るということです。こちらも分かりやすい例を見てみましょう。ファッション業界の大手UNIQLOでは、テイストごとのサブディレクトリを使用しています。
- UNIQLO→https://www.uniqlo.com/jp/
- レディース→https://www.uniqlo.com/jp/women/
- メンズ→https://www.uniqlo.com/jp/men/
- キッズ→https://www.uniqlo.com/jp/kids/
- ベイビーhttps://www.uniqlo.com/jp/baby/
このように、サブディレクトリは元ドメインよりも後ろにつく形となり、UNIQLOの場合は「https://www.uniqlo.com/jp/〇〇〇」というように構成されています。こちらも先ほどの楽天同様に、URLを見ることでどのラインのファッションなのかということが分かりやすいようになっているため、ユーザーも悩む心配がありません。
トップレベルドメインって何?
上記でご紹介した3つの存在により構成されるドメインについて、一通りの理解は出来たと思います。では、ここで「トップレベルドメイン」についてご紹介致します。ドメインの中で「.」で区切られて最も右側、つまりURLの締めの部分になります。スマートフォンのアドレスでは、その会社のメールアドレスであっても最後は「ne.jp」となっています。この部分がトップレベルドメインになります。これも様々な種類があり、それぞれの特徴が異なりますので見ていきましょう。
分野別トップレベルドメイン
com | 企業や商用サービスを表すトップレベルドメインです。 |
net | 主にネットワークのサービス提供者を表しています。 |
org | 非営利団体を表す際によく用いられるトップレベルドメインです。 |
biz | 主にビジネスを表すトップレベルドメインです。 |
info | 情報の提供者を主に表しています。 |
きっとどのトップレベルドメインも目にしたことがあるのではないでしょうか。分野別のトップレベルドメインは、利用者がどの国に住んでいるかといった事は一切関係なく、誰でも取得することが可能となっています。
国コードトップレベルドメイン
国や地域ごとに割り当てられたトップレベルドメインです。先ほどご紹介した分野別トップレベルドメインとは違い、基本的にはその国に在住している個人や団体しか取得することは出来ません。日本の国コードトップレベルドメインは「jp」になります。ここを見ればどの国のトップレベルドメインなのかということが一目で判別できるようになっています。
属性型JPドメイン
co.jp | 株式会社や有限会社など、日本国内で登記している会社や企業が取得することが出来ます。 |
or.jp | 財団法人や医療法人など、特定の法人組織が登録することが出来ます。 |
ne.jp | ネットワークのサービスごとに登録できます。代表的なものがスマートフォンのアドレスです。 |
ac.jp | 大学や専門学校など、学校教育法の規定などにより登録が可能です。 |
go.jp | 日本国内の政府機関や特殊法人などが登録することが出来ます。 |
国コードのjpドメインの中でも、トップレベルドメインの次のセカンドレベルドメインに指定の文字が入り、その文字列ごとに取得が出来る組織が限定されています。上記のように、それぞれ決まりがありネットワークサービスの「ne.jp」以外のものは1組織で1つしか取得することは出来ません。また、この属性型JPドメインは個人の取得が出来ないというのも大きな特徴と言えます。
各ドメインのメリット・デメリット
それぞれのドメインには当然メリットとデメリットが生じます。オウンドメディアやブログなどWebサイトを運用する場合、適切なものを選ぶためにもしっかりと内容を把握しておく必要があります。ここで、それぞれのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
独自ドメインのメリット
- ずっと同じドメインが使用できる
- 専用メールアドレスが使用できる
- SEOで有利になる
先ほどもお話ししたように、独自ドメインは一度取得すればずっとそのドメインを使用し続けることが出来ます。また、Googleは検索ランキングの上位1ページ目の中で、同じドメインのページは2つ以上表示させることはありません。もしも同じドメインを使用している競合ユーザーが上位ページにいる場合、SEO的に不利になることがありますが、独自ドメインを取得していればこういった制約に悩まされることはなくなるでしょう。
長くユーザーに情報提供をし続けることが出来れば、それだけSEO的価値も上がり続けていきます。また、独自ドメインを利用する事でユーザーに対する信頼感を与えることが出来ます。無料ブログやレンタルサーバーなどのドメインが入ったURLを使用しているよりも、独自ドメインの方が「この会社はしっかりしている」といったユーザー側の判断基準にもなりますので、アクセス数などにも大きく影響が出てきます。
独自ドメインのデメリット
- 取得や維持にコストが掛かる
- 徹底した管理が必要
- WHOIS情報の登録が必要
まず何よりも取得をするためのコストや維持費などがかかってしまうというデメリットがあります。ドメインの種類によってかかるコストは変わりますが、「.co.jp」や「.jp」などは価格が高くなる傾向にあります。さらに、更新料の支払いを忘れてしまうと作成したWebサイトが表示されなくなるということもあるため注意しなければいけません。
また、ドメインを登録すると自動的に住所やメールアドレスなどが公表され誰でも見ることが可能となってしまいます。そのため、代理登録制度などを利用し、自分の情報ではなくドメイン会社の情報へ変える必要があります。ドメインの所有者の住所、メールアドレス、名前などを検索できるこのサービスがWHOISで、簡単に誰でも検索することが出来ます。
サブドメインのメリット
- 独立したドメインとして扱われる
- ドメイン取得の費用が掛からない
- 信頼されやすい
元となるドメインが表示されるため、運営会社や関連サービスなどをユーザーが理解しやすく、安心してサイトにアクセスしてもらうことが出来ます。また、新規でドメイン取得を行う必要がないためコストが掛からず、オウンドメディアの構築のための費用を節約する事も可能です。独自ドメインのように定期的な更新などは一切必要ありません。更新作業などがいらないためかなり手間を省くことが可能となるでしょう。
また、サブドメインはSEO的にも有利とされています。その理由としては諸説ありますが、中でも一番大きな理由として挙げられるのが、元のドメインの評価が受け継がれるという点です。元ドメインのSEO評価が高いものの場合、新しくサブドメインでオウンドメディアを立ち上げても、最初から高いSEO効果を期待することが出来ます。
サブドメインのデメリット
- ドメイン管理者に設定を依頼しなければいけない
- SSL証明書の発行費用が必要になる場合がある
- 順位が上がりにくいことがある
新しくオウンドメディアwp立ち上げる時はもちろん、サイトを移転するといった場合などにも、ドメイン管理者に設定を行ってもらわなければいけません。社内にいる場合は問題はありませんが、社外へ委託している場合はどうしても手間やコストが掛かってしまいます。また、SSL証明書の発行費用がかかるということも頭に入れておきましょう。
SSL証明書を「コストが掛かるし面倒だからやらない」とそのままの状態にしておくと、証明書を取得していないサイトへユーザーがアクセスした場合、警告文が出されてしまいます。また、ユーザーがアクセスしてもサイトが表示されなくなるという事もあるでしょう。さらに検索順位が上がらないといった事も考えられますので、必ずSSL証明書は取得するようにしておきましょう。
サブディレクトリのメリット
- ドメインの情報量を増やせる
- ブランディングに繋がる
- 同一サーバーなら設定が不要
サブディレクトリで新しいサイトを作ると、ドメイン内の情報量を増やすことが出来ます。サブディレクトリのメリットはこれが一番大きなポイントとなるでしょう。サイト内の情報の豊富さはSEO的にもかなり評価が高くなる要素の一つです。これまで運営していたサイトと同じテーマで会ったり類似している場合は、SEOの観点からもサブディレクトリで行う事が推奨されます。
また、元ドメインの知名度が高ければ、ブランディング効果もあるでしょう。さらにサブディレクトリの場合、同一サーバーで使用する限りであれば何の設定も必要ありません。そのため、誰でも簡単に行うことが出来るというのも大きなメリットと言えます。
サブディレクトリのデメリット
- 別サーバーの利用が難しい
- 検索上位に複数ページを表示できない
- サイトテーマが希薄化する恐れがある
サブディレクトリの場合でも検索上位ページに複数表示されるということはありません。さらに他サイトでもしもSEOペナルティを受けてしまった場合、これも直接大きく影響してきますので注意しなければいけません。サブドメインと同じように、SEOに関する影響は元ドメインからの影響が大きく出てくるため注意してください。
また、同一サーバーで運用を行う限りSSL証明書や取得費用などは一切かかりませんが、別サーバーを設定しようとする場合、かなり技術的に難易度が高くなるため、専門のエンジニアによる支援が必要となります。さらにGoogle Analyticsなどのアクセス解析がとても煩雑になってしまうということも覚えておいてください。
オウンドメディアの基本的な立ち上げ方
ここで紹介したように、ドメインはオウンドメディアの運用に非常に重要な項目になります。では、そのオウンドメディアは一体どのように立ち上げればいいのかと悩んでしまう方もいるでしょう。ここでは、オウンドメディアの基本的な立ち上げ方についてご紹介致します。
1・ターゲットやサイトの方向性を決める
まず大事なのが運用していくサイトの方向性やターゲット層を明確にすることです。どんな情報を提供するサイトなのか、目的やコンセプトを明らかにする必要があります。この初期段階で土台をしっかりと作ることが出来るかどうかで、運用していくサイトの今後も大きく変わってきますので、ここはしっかりと考え作り込んでいきましょう。
また、サイト名を決める際には、そのサイト名を見てどんな情報が得られるのかということが想像できるようにしなければいけません。ですが、あまり堅苦しくないようにしましょう。出来るだけキャッチーで覚えやすい名前にする必要があります。いくつか候補を上げていき、同じ名前のメディアが存在していないか必ず確認してください。
ペルソナ設定
適切にターゲット層に情報を届けるために重要となるのがペルソナです。どんなユーザーに向けて情報を提供するか、ターゲットとする架空のユーザーを一人作ります。基本は、このユーザーに対して情報を発信していくような流れとなります。ペルソナは詳しく細かな設定を行ってください。年齢や性別のふわっとした情報だけではなく、普段の生活スタイル、趣味や交友関係どんな仕事をしているかなど、一人の人物を作り上げ、情報を与えるべきターゲットの指標となるようにしなければいけません。
下記の記事では、ペルソナについて非常に詳しく掲載しています。作り方をはじめ、なぜ必要なのか?ペルソナとターゲットは何が違うのかなど、初心者でもわかりやすくご紹介していますのでぜひご覧ください。
2・ドメインを決める
サイトの土台が完成したらいよいよドメインを決めます。記事冒頭でもお話ししたように、ドメインはサイトの住所となる大切なものですのでしっかりと考えましょう。ドメインはサイトの個性を主張するものでもあります。安易に決めて後々公開することが無いように、ドメインはしっかりと考え決めていくようにして下さい。
独自ドメインの取得
独自ドメインを取得する場合、まずは「.com」「.jp」などのトップレベルドメインを決めます。どのドメインを利用するかによって更新料などが異なるのでよくチェックしておきましょう。
その後独自ドメインを決めます。自由に決められますが、オリジナリティがりすぎて人に不快感を与えてしまうものは避けて下さい。また、「.com」「.jp」 など人気が高いものを選んでいる場合、もうすでに考えたドメインが使用されているということもあります。
その場合、同じものを使用することは出来ないのでもう一度考えるか、トップレベルドメインを変更する必要がありますのでしっかり確認しておきましょう。いくつか候補を上げておくと、使用できないとなってから改めて考えるよりもスムーズに決めることが出来ます。
ドメイン名が決まったら、ドメインを購入します。その際、支払い方法を決めますが、更新料の支払い忘れを防ぐためにもクレジットカードの登録がオススメです。「支払いは忘れない!」と絶対の自信がある場合は別ですが、他業務に追われうっかり忘れてしまったということを防ぐためにも、確実に支払いが出来る方法を決めておきましょう。最後にネームサーバーとの紐付け作業を行えば完了です。
サブドメインの場合
今既に独自ドメインを持っていて、サブドメインでオウンドメディアの運用を行いたいということもあるでしょう。サブドメインでのサイト運営は、メインサイトとは別に独立した構造で構築することが出来るため、テーマ性やユーザビリティを強く意識した会社などで広く取り入れられています。しかし、メインサイトのSEO評価が分散してしまうため、サイトテーマをよく考え、必要であればサブディレクトリでの構築も視野に入れたほうがいいでしょう。
サブディレクトリの場合
メインサイトの下層ページにサイト構築することが出来ます。メインのサイトの目的と同じでる、関連性の高いテーマでの運用を行いたいという時に非常に効果的です。SEO評価を引き継ぐことが出来るため、新規立ち上げでもスピードスタートを切ることが出来るでしょう。しかし、テーマに一貫性が無いとメインサイトの評価そのものを下げてしまう事もありますので注意して行うようにして下さい。
サーバー環境を整える
オウンドメディアの運営ではサーバー環境は欠かせません。立ち上げ当初は何の問題がなくても、ユーザーがだんだん増えていけばサーバーの負荷も増えていくため、先の事もしっかりと考え最適なサーバーを選ぶ必要があります。とはいっても、様々な種類があるためどれを選べばいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここではそんなサーバーの種類についてご紹介致します。
自社サーバー | 内部深谷要望などに応じて管理・構築が可能となるためかなり自由度が高くなります。しかし、設置するためのスペース、電気代などの維持費、排熱の配慮などかなり手間とコストが掛かるでしょう。また、安定した運用をするためには、高い専門知識を有するメンテナンス担当者を確保する必要があります。 |
クラウド型サーバー | クラウドサービスと契約を行います。不可に応じて、簡単にサーバーの処理能力を強化する事が可能で、配管管理などはクラウドサービス側が行ってくれるため、手間も労力もさほど必要ありません。利用した分の明料金となりますので、無駄な出費を抑えることが出来ます。 |
レンタルサーバー | 1つのサーバーを複数の会社でシェアして使用します。クラウド型のような柔軟な強化は基本出来ませんが、運用コストを安く抑えて行いたいという場合には一番のオススメになります。 |
サイト作成
お待たせしました。ここまでくれば次はサイトの作成に入ります。サイトの構築するためには様々なツールがあり、「中でも特にオススメなのが無料CMSのワードプレスです。世界中でシェアナンバー1となっており、初心者でも扱いやすいという大きな特徴があります。ワードプレスについては以下の記事をご覧ください。
他にもホームページを作成するためのツールは様々あります。無料のものから有料のものまで多種多様にありますので、どれがいいかよく比較して決めていきましょう。下記の記事では、ホームページ作成にオススメのツール40選を無料、有料別でご紹介しています。ツールを活用する事で生じるメリットやデメリットなども詳しく掲載していますので、ぜひご参考ください。
コンテンツはSEO対策したものを配信
サイトを立ち上げたらコンテンツの配信を行っていきますが、しっかりとSEO対策を施したものを作り上げていきましょう。SEO対策をバッチリしておけば検索上位に表示されやすくなり、集客効果は大幅に上がります。企画を行い制作して、そこからの結果を調査・分析というのを繰り返しながらコンテンツマーケティングの質をより高めていくことが出来ます。
下記の記事では、コンテンツマーケティングの実際の成功例をあげて詳しくご紹介しています。オウンドメディアだけではなく、ホワイトペーパーやSNSなどの成功例もありますので、自社の今後の参考にぜひご覧ください。
新規の立ち上げはサブディレクトリがおすすめ
メインドメインがすでにある場合、そのサイトのSEO評価を利用する事で効率的な運用を行う事が可能になります。SEOの観点から、新規サイトの立ち上げは「サブディレクトリ→サブドメイン→新規ドメイン」といった順に有利になっています。これには、リンクの存在が大きく関係しています。
リンクが張られると評価は上がりますが、メインドメインにリンクが張られた場合、サブディレクトリにもその評価は適用されます。これは、メインドメインの中にサブディレクトリがあるため、同じ評価を得ることが出来るという仕組みがあり、これはGoogleも認識しています。
サブドメインの場合は、メインとは別の独立したものとみなされるため、サブディレクトリのようにメインドメインのSEO評価をダイレクトに受け継ぐことは出来ません。関連しているドメインのためある程度はGoogleも考慮してくれますが、そこまで大きな評価を得ることはないでしょう。
サブドメインを無理にサブディレクトリにする必要はありませんが、先ほどもお話ししたようにメインと同じテーマや関連性の高いものであれば、サブディレクトリで運用をスタートさせた方が有効的と言えます。
サブディレクトリの位置を忘れないことが成功のカギ
あくまでもサブディレクトリはメインドメインの下層にあります。ここで色々なジャンル、違う分野のオウンドメディアを立ち上げてしまう事は注意しなければいけません。例えばメインドメインのサイトテーマが「運動」「ダイエット」などの場合、サブディレクトリで運営するオウンドメディアが「介護」「医療」といった全く異なる内容になってしまうと、それぞれの分野におけるSEO評価が分散してしまいます。
サブディレクトリで新しいサイト運用をスタートすれば、メインのSEO評価を受け継ぐことが出来ますが、Googleから関連がないと判断されれば専門性や信頼性など、これまで培ってきた評価がリセットされてしまいます。このように、全く異なるジャンルのサイトを立ち上げる場合は、サブディレクトリではなくサブドメインで構築し、独立したサイトとして運用するといいでしょう。
新規ドメインがおすすめできない訳
新しく新規でドメインを取得するという考えもありますが、よほどのことが無い限り、新規での取得は行わない方がいいでしょう。なぜなら、これまでのSEO評価は全く関係なくなり、すべてが0からのスタートになります。検索ランキングを上げていくのもかなりの時間と手間がかかってしまうでしょう。何かしらのこだわり、どうしても新規で取得してサイトを立ち上げたいという場合はそれでもいいかもしれません。
しかし、そのこだわりは新しく立ち上げるサイトの手間や労力よりも重要なものなのかをしっかりと考える必要があります。「新しいサイトは新しいドメインで作ろう」と安易な考えで行うと失敗の元となります。新規ドメインで行わなければいけない絶対的理由がない限りは、サブドメイン、サブディレクトリでのサイト立ち上げを行っていきましょう。
独自ドメインの取得がオススメの場合とは
新しく立ち上げるサイトがこれまで運用してきたものと全く異なるテーマであるといった際は、独自ドメインを新たに取得し0からスタートを行った方がいいでしょう。費用や手間はかかってしまいますが、独立した1つのサイトとして作り上げることが出来るため、コーポレートサイトから影響を受けることなく運用することが出来ます。
サブディレクトリで作成すると、SEO評価を著しく下げてしまう危険性がありますし、サブドメインの場合、全く異なる情報を提供していることになるため、ユーザーからの信頼性が低くなってしまうでしょう。既存ドメインのSEO評価や信頼性を守るという意味でも、少しも関連性のない全く異なるジャンルでのサイト立ち上げの際は、繋がりを重視するよりも独自ドメインを取得し全く別物としてスタートさせた方が安心です。
オウンドメディアに適しているドメインとは?
サブドメイン、サブディレクトリ共にURLにはコーポレートサイトに共通する文字が含まれるため、自社とサイトの繋がりが明確になります。SEO評価が高いサイトであれば、その力を有効的に活用することが出来るでしょう。それぞれにメリットとデメリットがあるお出、自社の状況などと比較し最適なドメインを選択する必要があります。
例えば大手企業の場合、元からの知名度が高いためサブドメインでのサイト構築、関連が高いものであればサブディレクトリでの運用がスムーズですが、中小企業の場合、その会社ごとの判断によって最適なものを選択するのが最善と言えます。
SEO評価が高いものであればつながりのあるサブドメインやサブディレクトリでの運用がオススメですが、全く異なる情報の提供、会社とは関係のない中立的立場での情報提供など、今あるサイトとのつながりが必要ないものであれば、先ほどお話ししたように独自ドメインを取得して新たに立ち上げるのもいいでしょう。
どのようなサイトにするか、どんな目的のために立ち上げるかによってもドメインの選択は異なってきますので、まずは「オウンドメディアの基本的な立ち上げ方」でもご紹介したように、しっかりとサイトの土台作りを入念に行っていきましょう。
検索エンジンからのSEO評価
サブドメイン、サブディレクトリについて様々な情報をご紹介をさせて頂きましたが、ここで改めてそれぞれのSEO評価について詳しくご紹介していきます。オウンドメディアの運営にはこのSEOは特別重要視しなければいけない項目となりますので、まずはどちらで作成するかを決める前に、それぞれのSEOに対する情報をしっかりと把握しておくようにしましょう。
サブドメインの場合
独立性の高いサブドメインは、既存の独自ドメインからのSEO評価を受け継ぐ力は弱くなります。しかし、独立したドメインであっても関連性が全くないものにはならないので、SEO評価を何も受け継がないという訳ではありません。影響は低いですが、関係はあるので注意しておきましょう。
サブドメインは他ジャンルのサイト作成などで活用することが出来ますが、現状、既存サイトのSEO評価が高ければリンク先のサブドメインのクローラービリティを高めることが可能となるでしょう。その結果、サブドメインの評価を高めることも期待できます。
サブディレクトリの場合
元のサイトの下層に構築されるため、独自ドメインのSEO評価をもろに受けることになります。元のディレクトリであるオウンドメディアと、新たに構築したサブディレクトリでは相互にSEO評価を受け継ぎ、トータルで評価を高めることが可能となりますので、統一されたテーマや類似した内容であればサブディレクトリで作成しましょう。
ただし、そこで関連性のないものを発信し続けるとGoogleからの評価は下がり、元サイトのSEO評価もガクッと落ちてしまいます。検索ランキングがかなり下がってしまいますので、ここは非常に注意しておかなければいけません。
まとめ
ドメインと一言で言っても、その種類、メリットやデメリット、最適な活用方法は全く異なります。それぞれの内容をしっかりと理解したうえで、効率的なサイト運用を行えるように準備をする必要があります。
上記のように、どんなサイトを立ち上げるかをまずは明確にしておくことが大切です。失敗しないためにも、ドメインについての情報を多く収集し、SEO評価を意識したサイト作りを上手く行っていきましょう。