SEO対策でよく耳にする「被リンク対策・外部リンク対策」をご存じでしょうか?SEO対策としてはとても有効で多くのSEO施策の中でも注目度が高いのも特徴ですが、被リンク対策でアクセスが減ってしまったとご相談を頂くケースが増えています。それはなぜか、どう対処すればいいのかをSEO対策相談所の大森がご紹介します。
目次
被リンク対策って何?アクセスが減ったのはどうして?
被リンク対策は、意図的ではなく質の良い記事や、魅力的なコンテンツ上手く活用し外部リンクを増やすことできればアクセス数の増加や集客効果が高く、検索エンジンからの評価も向上します。しかし、この被リンク対策は特別注意しなければ、逆に評価を下げてペナルティを受けてしまうリスクも伴います。
効果の高いはずの被リンクサービスでなぜアクセスが激減してしまうのか、回避する方法や解決するための策は一体どんなものなのかを理解しておかなければ、有効的な被リンク活用は出来ません。しっかりと知識を身につけたうえで準備を行い、効果のある被リンク対策を目指せるようにしておく必要があります。
原因は?解決方法は?
被リンクサービスを導入したにも関わらず、なぜかアクセス数が激減してしまうという悩みを抱えている方は多くいます。被リンクを自社で行った場合、業者に依頼した場合でも、同じようなアクセス数の激減は大いにあり得ますが、それがなぜかを知っておかなければしっかりとした対応が出来ません。
被リンクでアクセス数の減少を起こしてしまう要因は、被リンクサービス業者が悪質なために、不正な被リンクの販売や不自然な相互リンクなどによりGoogleなどの検索エンジンより不正、偽装の被リンクということでペナルティを受けることで大きな順位低下、アクセス数の減少が起こります。では具体的なチェック方法を見ていきましょう。
サーチコンソールの「セキュリティと手動による対策」をチェック
もしかして被リンクでペナルティを受けたかも!?と思ったらまずはGoogleのサーチコンソールで、セキュリティと手動による対策の手動による対策とセキュリティの問題の2つをチェックします。この時、ペナルティを受けている場合には被リンクサービスで質の悪い被リンクを増やしたり、人為的な被リンクを増やすことで偽装、不正な被リンクということでペナルティのメッセージが表示されます。
多くの場合が、ペナルティのメッセージは表示されず大きく急激な順位低下などで気付くというケースが実際にはほとんどです。ではペナルティと表示されていないけど、順位低下、アクセス数は激減しているという場合はどうすべきか?ですが。ペナルティは受けて無さそうだから、そのままにしておこうというのは絶対にNGです。
この場合でも、そのままにしておけばペナルティを受ける可能性が非常に高いと思っておきましょう。順位低下は、被リンク分の評価がゼロになった、マイナスになったと考えるべきでむしろ既にGoogleは、不正な被リンクには気付いていると思っておいた方が良いでしょう。
被リンクでペナルティを受けてやること
被リンクでペナルティを受けている、受けていないは関係なくまずは不正と思われる被リンクの削除を行いましょう。依頼したSEO対策の業者、被リンクサービスの業者に連絡をして全て削除してもらうようにします。削除できない被リンクがある場合には、被リンクを削除するために被リンクの否認申請をGoogleのサーチコンソール上で出来ます。
被リンクの否認申請
被リンクでペナルティを受けた場合に、外部リンクをすべて削除出来れば良いのですが。どうしても削除できない被リンクが出てきます。そういった被リンクを上記の否認ツールを活用することで削除することが出来ます。この申請が完了し、削除されましたらペナルティを受けている場合には「再審査リクエスト」をします。ペナルティのメッセージがない場合には、このリクエストは必要ありません。
被リンクサービスはGoogleガイドライン違反!?
被リンク、外部リンクがSEO対策に非常に重要だからと、安易に有料の被リンクサービスを利用するのは絶対にやめましょう。”【SEO対策 初心者ガイド】被リンクを増やすペナルティの危険性”の記事でもご紹介していますが。今のGoogleは、一昔前のブラックハットSEOが通用するような脆弱なアルゴリズムではありません。これについては、Googleの検索エンジン、SEO対策部門のボスともいえるジョン・ミューラー氏もコメントしており一部ご紹介します。
GoogleのJohn Mueller氏 被リンクについてのコメント
GoogleのJohn Mueller氏は、”ブロガーにお金を払って関連性の高いレビュー記事を書いてもらったり、質の高いPRニュース記事にお金を払ってもらったりしているためにバックリンクをdofollowした場合、それらはGoogleのガイドラインに反した有料リンクなのか?”という質問を受けました。ジョン氏は、短い答えは「はい、Googleのガイドラインに反しています」と答えています。
検索上位サイトに被リンクが多いのはペイドリンクではなくオーガニックリンク
上記のように、GoogleのSEO対策責任者であるジョン・ミューラー氏がガイドライン違反です!と明言しているにも関わらず被リンクサービス、ペイドリンク購入をSEO対策として導入する人が絶えないのはなぜでしょうか?その答えは簡単です。SEO対策に必要な施策の本質を理解していない、そして検索上位のサイト・ページと同じ対策をしようとすることからこのような事態になっていると思われます。
上位に来る、質の高い価値ある記事はそれだけで皆さんが被リンクをして紹介したいと思わせる何かがあります。そして、それが自然なオーガニックリンクとなるのですが。これを勘違いして、被リンクが多い=検索上位という方程式を作り上げているからでしょう。
実際にSEO対策を行う上で検索クエリとその検索意図にマッチする、オウンドメディアなどの記事、コンテンツが用意できなければ上位表示させる事は困難です。もちろん、小手先のSEO対策で一時的に上位表示出来ても、すぐに変動で大きく順位低下し原因は何なのか?と右往左往することになるでしょう。基本的に、被リンクサービス、有料のペイドリンクでSEO対策をしようという考え方を持つこと自体をやめた方が良いでしょう。
一部の検索クエリでは確かにまだ有料の被リンクで上位表示しているケースも稀にあります。でもそれは長期視点で見れば、間違いなくアルゴリズムのアップデートで入れ替わりますし淘汰されます。なぜなら本質的な価値ある記事、コンテンツでなければ上位表示していてもリード獲得もコンバージョンもしないからです。
ではどうやって解決するのか?
答えは簡単です。自然に被リンクを増やす。それだけです。無理や無茶な戦略は、一時的な上昇はあっても継続はしないでしょう。そして、トータルで見れば無理や無茶をしない戦略の方が結果としてパフォーマンスが高い事の方が多いです。あとは、被リンクを増やす=検索ユーザーに価値提供する。(本当はもっと、複雑な方程式ですが。分かりやすく表現するとこの方程式かなと思います。)これをただただ愚直に追及する、これだけしていれば被リンクは買わなくても増えます。
勿論、半年や1年では少ししか増えないかもしれません。しかし、コツコツと継続していくと気付いたらある日を境に爆発的に被リンク、アクセス数が伸びるブレイクスルーのタイミングが訪れます。SEO対策初心者の方が、SEO対策を難しいと継続をやめるのがこのブレイクスルーを迎えるまで続けることが出来なかったというのも一つの原因でしょう。ということで、被リンクは増やすものではなく増えるものと認識してSEO対策に日々取り組みましょう!
SEO対策相談所ならそんなお悩みを解決!
SEO対策相談所では、無理な被リンク対策・外部リンク対策は基本的に行いません。なぜか?それは過去の経験から、長期戦略においてあまり得策ではないと考えているためです。しかし、SEO対策において被リンクは上位表示の要素の1つでありますので「被リンクを増やす」のではなく「被リンクが増える」戦略を実行します。
具体的には、被リンクされる記事・コンテンツとはどういったものか?という過去の経験とノウハウから各事業やジャンルに応じたコンテンツ設計を行い。それを愚直に積み上げていくことで、自然発生的に増えていくオーガニックリンクを獲得していくことでSEO対策のパワーを強化していきます。あとは被リンク・外部リンク対策に傾倒せずに、目的に対して必要なSEO対策の実行施策を優先順位や全体の進捗から見て実行してまいります。