【Googleジョン・ミューラー氏激白!】『被リンクの数』は重要ではありません

被リンク外部リンクのSEOにおける重要性はすでに皆さんご存知の通りですが。一部のSEO対策担当者の方の中には、今でも『被リンクの数』が重要だと考えている方がいらっしゃいます。

そして、SEO対策の打ち合わせなどで「どうやって被リンク数を増やすか?」、「どういう被リンクが重要であるか?」といった被リンク外部リンクによるいわゆるSEO外部対策の話題が出たり、問や相談を受けたりすることがあります。

記事のジョン・ミューラー氏のコメントが全て物語っているように、現在でも被リンクというのはSEO対策アルゴリズムにおいて非常に重要でありGoogleに重要なサイトだと認識してもらう評価基準であると言えますが。その反面、無暗に被リンクの数を増やすこと、意図的、故意に自作自演の被リンクを増やしても全く効果がないというのが理解できます。

記事では、SEO対策相談所の藤吉が被リンクの数が本当に必要なのか?Googleのジョン・ミューラー氏のコメントを含めご紹介します。

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本記事のポイント

Google ジョン・ミューラー氏『被リンクの総数はアルゴリズムと無関係である。』

Googleが定期的に開催している、Googleオフィスアワーで2021年2月19日開催のハングアウト中にサイト運営者によるSEOアルゴリズム被リンクについて問した際のコメントです。

問者の方は、以下のように被リンクアルゴリズムに対する重要性について問しました。

「何が最も重要ですか? 一意の参照バックリンクドメインの数またはバックリンクの総数?」

“What matters most? The number of unique referring backlink domains or the total number of backlinks?”

引用元:English Google SEO office-hours from February 19, 2021

被リンクの数=SEO対策ではない!

ジョン・ミューラー氏は、サイトの所有者のこの問に対して明確に”被リンクの数”に焦点を当てたSEO対策を行わないようにした方が良いとアドバイスしています。

グーグルは被リンクの数・量を評価しません!

「私たちのシステムでは、そのように差別化されているとは思いません。私の観点からは、リンクの見方が大きく異なるため、サイトへのリンクの総数やWebサイトへのドメインリンクの総数に焦点を当てない傾向があります。」

“I don’t think we differentiate like that in our systems. From my point of view, I would tend not to focus on the total number of links to your site, or the total number of domain links to your website, because we look at links in a very different way.”

引用元:English Google SEO office-hours from February 19, 2021

Google、ジョン・ミューラー氏のコメントから明確に被リンクの総数、数は全くアルゴリズムの評価対象ではないことが読み取れます。では一体、被リンクの何を評価するのか?この点についても非常に興味深いコメントを残されているのでチェックしていきましょう。

GoogleはWEBサイトと被リンクの関連性を見ている!

「私たちは、ウェブサイトに関連するもの、これらの個々のリンクをどの程度比較検討する必要があるかを理解しようとします。リンクの総数はまったく問題ではありません。必要に応じて、何百万ものWebサイトに何百万ものリンクを作成することができ、それらすべてを無視することができるからです。」

“We try to understand what is relevant for a website, how much should we weigh these individual links, and the total number of links doesn’t matter at all. Because you could go off and create millions of links across millions of websites if you wanted to, and we could just ignore them all.”

引用元:English Google SEO office-hours from February 19, 2021

GoogleSEO対策アルゴリズムとして重要視しているのは、被リンクとそのリンクが貼られているWEBサイトの関連性です。被リンクの総数は、SEO対策にとって全く関係ないとジョン・ミューラー氏が明確にコメントを残している事から被リンクが重要であることは変わりないが無関係な被リンクや、低品被リンクをいくら大量に増やしても効果はないと言えそうです。

またミューラー氏によると、関連性の高いWEBサイトや記事ページからの1本のリンクは、Googleがそのサイト、ドメインをどのように評価すべきかについて、より強いシグナルを送ることができるそうです。そして理論的には、数百万のドメインにて数百万の被リンクを構築したとしても、Googleはそれらを無視してしまう可能性があり全く効果が無いという事が言えます。

Googleにとって被リンクは量より質

Googleのジョン・ミューラー氏は、あるページが主要なニュースサイトからリンクされているという架空の例を挙げて今回のテーマについて解説しています。Googleは、たとえそれがたった1つの被リンクであっても、そのページを重要なページと見なします。

「あるいは、あるウェブサイトからとても良いリンクが張られているかもしれません。それは、私たちにとって、そのウェブサイトを関連性のあるものとして扱うべきだという、とても重要なサインとなります。例えば、大規模なニュースサイトのトップページからのリンクなどですね。ですから、基本的に総数は全く関係ありません。」

引用元:English Google SEO office-hours from February 19, 2021

Googleで上位対策SEO対策をする際に、被リンク対策のご相談は必ず出てくるテーマでしたので今回ご紹介しましたが。Google検索エンジンアルゴリズムを司るボスであるジョン・ミューラー氏がこれだけ被リンクの数は重要ではないと言っても被リンクの数を求める方が後を絶ちませんが。つい先日の2021年8月に実施された、リンクスパムアップデートを見る限りは過去のような被リンク対策無双の時代が来ることはもう無いでしょう。

Googleのバグや見落とし、更新が少ないジャンル以外では被リンク対策で一気に順位上昇というのはより一層難しくなりそうです。勿論、本的な評価や参照として受けた被リンクはこれまでと同様にGoogleアルゴリズムによりチェックされ検索順位向上に貢献します。

結論としては、被リンクは重要だけど意図的、故意に自作自演したような被リンクは以前のような効果は生まず被リンクの量が多くてもSEO効果としては期待できない。つまり、被リンク対策の比重は落とした方が良いと極論ですが考えた方が良いかもしれません。では何をするのか?

被リンクについて、量よりGoogleにとって重要なように検索順位の上位化をするためには検索ユーザーへ提供する価値を最大化する事ではないでしょうか。より一層、記事コンテンツといった検索ユーザーが求める情報をより分かりやすく、より丁寧に届ける必要が出て来そうです。

SEO対策相談所では、SEO対策のご相談やコンサルティングは勿論ですが。現在、着手しているオウンドメディアのリニューアルからお悩み、改善点をお聞きし解決策をご一緒に考えるSEOの御用聞きまで行っております。また1記事単位での、記事作成代行までやっておりますので是非お気軽にお問い合わせください。

本記事でご紹介したGoogleジョン・ミューラー氏の動画

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