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SEO対策の目標が不明確なときの対処法|KGI・KPIの設定手順

2021-06-22更新 2026-05-043分で読める
SEO対策の目標が不明確なときの対処法|KGI・KPIの設定手順
目次

SEO対策で目標が不明確だと何が起きるか

「SEO対策をやっているけど、何を基準に成果を判断すればいいかわからない」という状況は、多くの企業で起きています。目標が不明確なままSEO施策を進めると、以下のような問題が発生します。

  • 施策の優先順位が決められず、手当たり次第に取り組んでしまう
  • レポートを見ても「良いのか悪いのか」判断できない
  • SEO担当者や外注先の評価ができない
  • 経営層への報告が「アクセスが増えた/減った」の感覚的な話になる
  • 予算の継続判断ができず、成果が出る前に打ち切りになる

目標設定の3ステップ

ステップ1:事業ゴールとSEOの接点を明確にする

SEOの目標は、事業のゴールから逆算して設定します。まず「SEOで何を実現したいのか」を、事業成果の言葉で定義します。

事業ゴール SEOの役割 KGI(最終目標)の例
新規顧客の獲得 オーガニック検索から見込み客をサイトに集客する オーガニック経由の問い合わせ月20件
ECサイトの売上増加 商品ページへの検索流入を増やす オーガニック経由の月間売上100万円
ブランド認知の拡大 業界関連のキーワードで上位表示し露出を増やす ブランドKWの検索表示回数月5万回
採用数の増加 求職者向けコンテンツで応募ページへ誘導する オーガニック経由の応募月10件

ステップ2:KPIを逆算して設定する

KGIを達成するために必要な中間指標を設定します。たとえば「問い合わせ月20件」を目標とする場合:

  • 問い合わせ率(CVR)が1%の場合 → 月間オーガニック流入2,000セッションが必要
  • 平均CTRが3%の場合 → 月間検索表示6.7万回が必要
  • 1記事あたり月間200表示の場合 → 335ページのインデックスが必要

この逆算により、「まず記事を何本用意すべきか」「どのキーワード群で表示回数を増やすか」が具体的に見えてきます。

ステップ3:計測方法と確認頻度を決める

KPI 計測ツール 確認頻度
オーガニック流入数 GA4「集客」→「トラフィック獲得」 週1回
コンバージョン数 GA4「コンバージョン」設定 週1回
検索表示回数・CTR Search Console「検索パフォーマンス」 週1回
主要KW順位 Search Console / 順位チェックツール 月1回
新規インデックスページ数 Search Console「ページ」 月1回

目標設定の具体例

BtoBサービス企業の場合

  • KGI:SEO経由の問い合わせ月15件(6か月後)
  • KPI①:オーガニック流入月1,500セッション(CVR 1%想定)
  • KPI②:ターゲットKW 30語で20位以内
  • KPI③:月4本の新規記事公開 + 月2本のリライト

地域密着型ビジネスの場合

  • KGI:「エリア名 × サービス名」で検索1ページ目に表示(3か月後)
  • KPI①:Googleビジネスプロフィール経由の電話問い合わせ月10件
  • KPI②:ローカルKW 10語で10位以内
  • KPI③:口コミ返信率100% + 月2件の投稿

目標を社内で共有するためのポイント

  • 経営層には事業指標で伝える:「検索順位」ではなく「問い合わせ数」「売上」で報告する
  • SEO担当には施策指標を共有する:記事の作成本数・リライト数・テクニカル改善の実施件数
  • ダッシュボードを作る:GA4やSearch Consoleのデータを一画面で確認できる状態にする
  • 月次のレビュー会を設ける:進捗確認と施策の修正判断を定期的に行う

まとめ

SEO対策の目標が不明確だと、施策の優先順位も成果の判断もできません。事業ゴールからKGIを設定し、KPIを逆算で分解し、計測方法と確認頻度を決めることで、PDCAサイクルが回る状態を作りましょう。