コンテンツマーケティングを上手に取り入れれば、広く製品や社名などを広めることが出来る反面、もちろんデメリットも存在しています。内容をよく理解することでより効果的に高い利益を生み出すことが出来るようになるでしょう。SEO対策相談所の大森が、コンテンツマーケティングの現場から見たリアルなメリット、デメリットを3つずつご紹介します。
目次
メリット
少ないコストと高いパフォーマンス
今までの主流であったWEB広告と比べ、費用を抑えた運用が可能になります。また、ライティングスキルがあればノウハウを活かした記事執筆を行えるので、さらにコストを抑えてコンテンツマーケティングを取り入れることが出来るでしょう。ライティングや、コンテンツ制作・作成も自社で全て行えば社員の人件費のみで行う事ができます。
経営・コストの予測、計画がしやすい
そして、コンテンツマーケティングの優れた点としてコスト管理やコスト計画、予測が算出しやすい点にあります。入札形式で時期により、大きな変動のあるウェブ広告などに比べWEBマーケティング戦略に則って進めることが出来るため経営計画も立てやすくなります。
コンテンツが資産となる
コンテンツマーケティングが注目されたのは、ある意味で必然だったかもしれません。今までのように広告から得ていたコンバージョンやリード獲得が、難しくなったため費やす広告費も非常に増え。参入する競合他社が増え、検索ユーザーのリテラシーも高まれば当然ですが。その成果・パフォーマンスも大きく落ちていきます。
コンテンツマーケティングは、そのような広告とは真逆で丁寧に自社が求める検索ユーザーに向けて記事作成し、情報発信していけば必ず認知され、お問い合わせや資料請求に繋がります。そして、記事作成を繰り返すことによりコンテンツマーケティングサイトの記事コンテンツも非常に多岐に渡り、検索ユーザーの目に触れる機会も増えブランドや商品、サービスの認知や安心・信頼感に繋がり、サイト上での滞在時間も伸びます。
顧客満足度を高める
コンテンツマーケティングで最も重要なのは、様々な視点から有益な情報を発信する事です。そのため、人それぞれ異なったニーズを持つ顧客、ユーザーの満足度が高まり、結果としてファンなってもらえることが出来るでしょう。そして、満足度を高めるということはイコールで顧客の信頼・信用を得ることに繋がると言えます。
心理学でも良く言われますが。接触回数と好感度、信頼、安心は比例するというザイオンス効果 (単純接触効果)はこのコンテンツマーケティングにも当てはめる事が出来ます。ただし注意したいのが、行き過ぎた宣伝や検索ユーザーの不快になるようなコンテンツ、検索意図からずれた記事はかえってマイナスとなるため注意が必要です。
より多くのリード獲得が出来る
コンテンツマーケティングは、記事作成しコンテンツSEOするだけではありません。YouTube動画や、ホワイトペーパー(PDFで検索ユーザーにとって有益な情報をまとめたEBOOK)、メルマガなど様々あります。そして、これらの多岐に渡るコンテンツこそがコンテンツマーケティングの胆であるリード獲得に非常に効果的なのです。
具体的には、記事作成しSEO対策を行う事でサイトへアクセスしてもらい商品・サービスを認知してもらう。そこで気にいってもらえれればお問い合わせや購入をしてもらうというのが、これまでの一般的なSEO対策やコンテンツSEOでした。
しかしコンテンツマーケティングでは、SEO対策のみでは獲得できていなかった潜在顧客、顕在顧客、見込み顧客と言った層へCTA、Call To Action(コール トゥ アクション)をコンテンツ内に設置し会社名やメールアドレス等を登録してもう事でより具体的な接点を持てるようになりました。
検索エンジンでのより高い露出
コンテンツマーケティングで多種多様な記事を作成することで、検索ユーザーのニーズに応えることが出来るだけではなく検索エンジンが求める検索クエリに合致しやすくなるというのもコンテンツマーケティングの大きなメリットの1つと言えます。
勿論、カスタマージャーニー、自社ユーザーのペルソナ設計が十分にされたうえでターゲットユーザーの検索ニーズに合致する記事作成、量産化が出来れば間違いなくGoogleやYahoo!と言った検索エンジンでより検索順位を上げ、尚且つ様々な検索キーワードで上位表示しロングテール戦略を取る事が出来ます。
良質なコンテンツはSNSで拡散されやすい
Facebook、Instagram、Twitterといった普及したSNSなどにより、ユーザーが「良い」と思ったものはたくさんの人に簡単に共有することが出来ます。それは同時に、質の高い記事はそれだけ拡散される率も高く多くの人の目に留まり、知名度や話題性なども上がっていくでしょう。
勿論、各種SNSでのトレンドや話題性の高い情報というのはGoogle、Yahoo!などの検索エンジンもチェックしそれらを検索ランキングに反映させるアルゴリズムも当然含まれていると想定されます。
顧客や読者との強力な関係構築
コンテンツマーケティングは、何も新規顧客のみを対象とはしません。既存の顧客向けにも、有益な情報を提供する事が出来ます。同様の顧客からの質問や相談と言った情報を、1つのコンテンツにまとめるだけでもそれはユーザーにとって問い合わせする必要もなく、コンテンツマーケティングサイトを覗けば解決出来ると言うメリット・利益に繋がります。そして、このような情報提供がされているサービスや商品は非常にユーザーフレンドリーであるため信頼や信用を得やすくなります。
デメリット
即効性を期待できない
ウェブ広告の配信はコストもかかりますが、その分多くの場合は高い即効性を感じることが出来ます。しかし、コンテンツマーケティングはそうしたWEB広告のような即効性はありません。長期間にわたり継続的に取り組むことが重要となります。
特に、最初の数ヶ月から半年と言った期間はユーザーからの反応もなく初めての取り組みである場合ここで気持ちが折れそうになる事も有ります。しかし、コンテンツマーケティングに取り組む企業の多くがこのような事象を経験しますので慌てず、丁寧に検索ユーザーに向けた情報発信を継続し続けることが最重要事項であります。
時間と手間がかかる
質の高いコンテンツ、記事作成をするためには、記事のテーマや構想を吟味、ユーザーのニーズ調査など、様々な部分で手間や時間がかかります。また、記事作成を代行依頼などする際にはその分コストもかかり、他業務が滞ってしまう場合も出てきます。
継続的負担がかかる
コンテンツの配信はコンスタントに行う必要がります。期間が開いてしまったり更新が滞ってしまうと、折角獲得した顧客が離れてしまう事もあるでしょう。そのため、長期で継続的な配信が必要不可欠となります。
コンテンツマーケティングに最適な令和時代
コンテンツマーケティングのメリット・デメリットをご紹介させて頂きました。WEBマーケティングに力を入れている企業であれば、コンテンツマーケティングは必須だと考えていますが。とはいえ、中途半端な状態で定期的な更新がない、質の低い情報発信をし続けるぐらいであれば逆にマイナスの印象を与える可能性もあるため検討が必要です。
とはいえ、現状ではクラウドソーシングや優秀なフリーのWEBライターさんも非常に多く。自社に全て体制が無い状態でもスタートするには十分な環境ではあります。弊社では、コンテンツマーケティングの最初の戦略設計、競合分析、現状に合わせたチーム作りなど。記事作成代行やSEO対策のみならずトータルでバックアップすることも可能です。ぜひ、ご相談お問い合わせ下さい。