SEO対策をこれからはじめる方など、SEO対策初心者の方には必ずチェック頂きたい重要なポイントをご紹介します。それはSEO対策を実施する”目的・目標(ゴール)”を詳細に掘り下げ明確にすることです。KPI設定とはまた別のものとなりますので、それぞれ明確にしましょう。最初に目的・目標から決めその後、KPIを設定すると良いです。すでに決めているという方も、改めてチェックしましょう。
本記事では、SEO対策を成功させるために必要な”目的・目標(ゴール)”の明確化がなぜ必要なのか?明確にすることでどのように成果が好転するのか?といった必要性についてのご紹介と実際に”目的・目標(ゴール)”の明確化をするための手順とステップをご紹介します。
目次
この記事のポイント!
- SEO対策の成功には、目的を明確化が必須!
- 目的を掘り下げ明確にするための具体的な方法と手順
”目的・目標(ゴール)”明確化する必要性・重要性
SEO対策は、上位表示したいターゲットキーワードやウェブサイト、目的など様々な要因で対策に必要な期間は大きく異なりますが。短期間で実施検証するというよりも1年スパン程度で、対策と実施、効果検証から改善の繰り返しを行うことでよりパフォーマンスを高めていきます。
その為、目的が明確化されていない場合は効果検証、改善がゴールから逆算されたものではなくパフォーマンスが向上しづらく長期間で見ると最適な打ち手、戦略を実行できません。
”目的・目標(ゴール)”明確化のメリット
- 目的・目標(ゴール)を決めることで的確で最適な対策を実行できる。
- 結果が出ていない場合には、ゴールから逆算し再検証とリカバリが出来る。
- ゴールを意識した日々のタスク、SEO対策が出来る。
- 目的に必要なターゲットユーザーに刺さるコンテンツが作れる。
- SEO対策に対してのブレ、迷いが少なくなる。
この後、後半まで全部で5分程度で読めるボリュームとなっておりますが。最後までお読み頂くことで、ブレないSEO対策。SEO対策の道しるべを作ることができます。明確なゴール・目的地がないSEO対策ほど危険なマーケティングはありません。事業計画と同じだと思ってください。
何を基準に、何を目的として、SEO対策をしているのかが明確であればあるほどコンテンツ、キーワード、見出しなどの細部にまで目的へユーザーが辿り着くべく必要なものが落とし込まれます。逆に明確でなければ、効果検証をするためのKPIの設定もできませんしどこに向かっているのかが見えないため軌道修正やより効果的な改善もできません。潜在顧客・顕在顧客・ユーザーを見込み顧客に引き上げることも出来ません。
SEO対策の目的・目標(ゴール)とは?
SEO対策の目的・目標は、企業様によって全く異なりますし企業様が運営するウェブサイトの種類によっても異なります。ECサイトもあれば、公式サイト、ブログ、LP(ランディングページ)、採用サイトなど、ウェブサイトの多様化とともに目的・目標も非常に多様化しております。
また同じ目的であるリード獲得についても、資料請求をゴールとするのか?お問い合わせをゴールにするのか?などという具合に細かく掘り下げていけば非常に多岐に渡ります。これを機会に、明確化したうえで担当者、関係者にも共有すべく明文化しましょう。まずは、目的の種類をご紹介します。
SEO対策の目的・目標(ゴール)5選
SEO対策の目的をより明確化、明文化するためにまずは大きく広義な意味での目的・目標(ゴール)から紹介していきたいと思います。まずは【潜在顧客・顕在顧客】認知度の向上からスタートしましょう。その後、具体的な4つの事例をご紹介します。
【潜在顧客】ブランディング・認知度の向上
ブランディングと認知度の向上は、似ているようで異なりますが。ここでは広く広義な意味での目的・目標(ゴール)を見つけることを目的としていますので一緒にし解説します。SEO対策の目的であり、ホームページを作られたどのサイトにも共通する大きな目的の1つでもあります”ブランディング・認知度の向上”です。
ホームページは、ウェブ上に公開したままではアクセスはおろか誰にも気づいてもらうことが出来ません。これは新規オープンしたお店や事業をはじめたばかりの企業と同じです。そこで必要になるのがSEO対策です。SEO対策により、潜在的な顧客や顕在顧客・ユーザーを広く獲得し集めます。
【顕在顧客】見込み顧客への育成
顕在顧客は、自分自身のニーズや欲求については理解していますが。○○のブランドが欲しい。○○に行きたいと言った明確な答えを持っていないケースが往々にしてあります。そこでSEO対策を実施することで、顕在顧客が今まで知り得なかったブランド・新商品の情報を届けることで欲求にHITさせ購入・来店につなげることが可能になります。
ほかにも、メルマガやLINEなどでのリスト登録を促し徐々に自社のユーザー・顧客へと育成していく囲い込みを行う事も可能です。どのようなキーワードで、サイトへアクセスしてもらうか。どのページを最初に見てもらうかというそのきっかけを作るためにも、やはりSEO対策が非常に重要になります。
【見込み顧客】資料請求、問い合わせなどのリード獲得
SEO対策により上位表示し、アクセス数や商品、サービスの認知が集まったあとは潜在的なユーザー、潜在顧客・顕在顧客を見込み顧客にする必要があります。そのためには、潜在顧客・顕在顧客を囲い込みや会員登録、資料請求、お問い合わせなどの各種リード獲得が目的として必要になります。
潜在的な顧客、ユーザーを獲得するというのはどのウェブサイト、企業様にも当てはまりますが。この見込み顧客の獲得までを目的・目標(ゴール)とするのか?はたまたこの後ご紹介する成約・契約・商品の購入などの直接的な収益化を目的とするのかで大きく目的・目標(ゴール)が異なりますのでまずはどちらまでをゴールにするか決めましょう。
【新規顧客】お店への来店予約、商品の購入、サービスの申込み
SEO対策でアクセス数が増え、潜在顧客、顕在顧客も集め、一定の見込み顧客づくりもできたとなれば後は自社の新規顧客とすべく商品の購入や、サービスへのお申込み、来店予約などのアクションに繋げることを目的とした対策が必要になります。
この新規顧客化が、最も難易度が高く、他社との競争だけではなく。来店してほしいユーザー・顧客、購入してほしい客層を狙いキーワードの選定や自社のコンテンツの最適化などなどやるべき事、チェックすべきポイントが山ほどあります。
【スタッフ募集】求人採用・人材募集
SEO対策の目的は、商品の販売や集客といった直接的な収益化だけが目的ではありません。事業を展開する上で必ず必要なのは、売上や利益は勿論ですが。その収益を生むためには、出来るだけ自社の事業に最適な優秀な人材が必要になります。
もちろん、業種にもよりますが。今やスマホ・iphoneは一人1台持っているのが当たり前で10人中10人が毎日何かしらをGoogleやYahoo!で検索します。SEO対策をやることで、自社で採用したい人材像に最適な条件に見合う人にアプローチすることができるようになるのもまた大きな目的の1つであります。
目的の優先順位と緊急度を決める
SEO対策の目的について、5つご紹介しました。SEO対策を何のためにやるのか?やることで何を得てゴールとするのか?見つかりましたでしょうか?勿論、まだまだ掘り下げていけば目的は沢山ありますが。大抵はこの5つに集約出来るかと思います。
ここで見つけた目的が決まりましたら、次に優先順位・緊急度を決めましょう。ここで決めた優先順位が、この後で実際のSEO対策を実施する上でのキーワード選定やコンテンツSEOなどの内容に反映されます。
ゴール・目的は必ず明確に!
SEO対策に限らずですが。あれもこれもと、結果を求め何を最優先にするのかを決めずに闇雲に実施することは非常に危険です。運よく結果が出れば良いですが。それはそれで、また次に同じように戦略立てていく際には同じことを再現できるぐらいにノウハウ・経験が残りません。
必ず、1番、2番と優先順位を明確に決めましょう。そうすることで、SEO対策を含めて今何をするべきなのか?何を改善するべきなのか?が明確になります。
SEO対策初心者に必ず読んで欲しいおすすめ記事
『SEO対策とは?』のテーマで、SEO対策の概念、考え方、実施する前に理解しておきたい情報を1つ1つご紹介しております。SEO対策ってGoogleのランキング上位にあげるだけでしょ!?と理解しているつもりになっているケースもあります。
改めて理解している情報を復習する意味でも、ぜひご確認下さい。SEO対策は検索順位を上げる事というのは間違いではありません。しかし、そのためにどういう考え方・マインドでSEO対策にのぞむべきなのか?と言った本質的な意識を持ったうえで実行するのとそれが無いのでは中長期の視点では大きな差が開きます。
そして、SEO対策よりもリスティング広告、有料広告の方が手っ取り早いとお考えの方も多いと思いますが。大手企業でもアクセス数・トラフィックの30%以上が検索エンジンからのアクセスであるなどSEO対策は事業拡大する上で必要であることなど紹介しております。