「オウンドメディアを始めたいけど、何から手をつければいいかわからない…」
そんなWeb担当者の方、この記事で解決可能です!
WebサイトのアクセスUP、リード獲得、認知度向上など、あなたの目標達成に繋がるオウンドメディアの始め方を、わかりやすいステップで解説します。
成功事例も豊富にご紹介。専門知識や経験は一切不要なので、安心して読み進めてください。
3ヶ月で効果を出すための戦略を、一緒に学びましょう!
目次
この記事を読んでほしい人
- Web担当者で、自社サイトのアクセス数やリード獲得、認知度向上を目指している方
- オウンドメディアに興味はあるものの、何から始めればいいかわからない方
- Webマーケティングの知識や経験が少ない方
この記事でわかること
- オウンドメディアの基礎知識から具体的な始め方、SEO対策まで
- 3ヶ月で効果を出すための具体的な戦略とスケジュール
- Web担当者におすすめのツールや成功事例
そもそもオウンドメディアとは?なぜ今始めるべきなのか

この章では、オウンドメディアの定義やなぜ今始めるべきなのかについて詳しく解説します。
- オウンドメディアの定義とメリット
- なぜ今、Web担当者がオウンドメディアを始めるべきなのか
- オウンドメディアの種類
これからオウンドメディアを始めようとしている方は、まず目をとおしておきましょう。
オウンドメディアの定義とメリット
オウンドメディアとは、企業が自社で所有・運営するメディアのことです。ブログやWebサイト、SNSアカウントなどが代表的な例として挙げられます。
オウンドメディアを持つメリットは、大きく分けて以下の5つです。
情報発信力強化
オウンドメディアは自社の情報を自由に発信できるため、認知度向上やブランディングに繋がります。
新製品の情報をいち早く発信するほか、企業の理念やビジョンを伝えることで、顧客とのエンゲージメントを高めることが可能です。
<具体例>
ある食品メーカーが、自社製品を使ったレシピ動画をオウンドメディアで公開したところ、SNSで拡散され、多くのユーザーから注目を集め、製品の認知度が向上し、売上にも繋がりました。
顧客との関係構築
オウンドメディアでは下記のような手段で読者と直接コミュニケーションを取れるので、エンゲージメントを高め、ファン化を促進できます。
- コメント欄
- アンケート機能
また、読者の意見を収集し、コンテンツに反映させることで、より顧客との距離を縮められるのもメリットです。
<具体例>
あるアパレルブランドが、オウンドメディアでスタイリングのアドバイスやコーディネートを紹介したところ、読者から多くのコメントや質問が寄せられました。
ブランド担当者が丁寧に回答することで、読者との信頼関係を築き、リピーターを増やすことに成功しています。
SEO効果
オウンドメディアで良質なコンテンツを継続的に発信してSEO効果を高めることで、検索エンジンからの流入を増やし、Webサイト全体のアクセス数UPに貢献します。
<具体例>
ある旅行会社が、観光地の情報を詳しく解説した記事をオウンドメディアで公開したところ、検索エンジンで上位表示されるようになり、多くの旅行者からのアクセスを獲得し、旅行商品の予約数が増加しました。
費用対効果
オウンドメディアは広告と比較して低コストで運用できるため、長期的な視点で効果を発揮します。広告費をかけずに、安定した集客が見込めるのは、オウンドメディアの大きな魅力です。
<具体例>
あるIT企業が、自社サービスの使い方や導入事例を紹介するオウンドメディアを運営したところ、広告費をかけずに、多くのリードを獲得することに成功しました。
データ分析
オウンドメディアでは、アクセス解析ツールなどを活用することで、ユーザーの行動を分析し、改善に繋げられます。どのコンテンツが読まれているのか、どのページで離脱しているのかなどを把握することで、より効果的なコンテンツ制作が可能だからです。
<具体例>
ある美容サロンが、オウンドメディアのアクセスデータを分析した結果、特定の施術に関する記事の直帰率が高いことが判明しました。そこで、記事の内容を見直し、よりわかりやすく情報を整理したところ、直帰率が改善され、予約数が増加しました。
なぜ今、Web担当者がオウンドメディアを始めるべきなのか
オウンドメディアを通じて、自社の価値観や情報を発信すれば、顧客との信頼関係を築き、長期的なファンを獲得できるため、企業のWeb担当者はオウンドメディアを始めるべきだと考えます。
現代のビジネスにおいて、Webサイトは今や名刺代わりといっても過言ではないにもかかわらず、ただWebサイトをもっているだけでは、競合との差別化は難しく、顧客を獲得し続けることはできません。
また、Googleの検索アルゴリズムは常に変化しており、SEO対策の重要性も増しています。オウンドメディアは、SEO対策にも効果的な手段の一つです。良質なコンテンツを継続的に発信することで、検索エンジンからの評価を高め、検索結果の上位表示を狙えます。
近年では、SNSの普及により、情報発信のハードルが下がっているため、Web担当者であっても、専門的な知識がなくても、手軽にオウンドメディアを始められるのが特徴です。
さらに、新型コロナウイルスの影響で、オンラインでの情報収集や購買行動が加速しています。オウンドメディアを通じて、顧客との接点を増やし、オンラインでのビジネスチャンスを広げることは、企業の成長にとって不可欠といえるでしょう。
オウンドメディアの種類
オウンドメディアにはさまざまな種類があるので、以下に紹介します。
もちろん、どの種類を選ぶかは、自社の目標やターゲット、発信したい情報に合わせて検討しましょう。複数の種類を組み合わせることで、より効果的な情報発信が可能です。
ブログ
ブログはオウンドメディアの最も一般的な形式で、手軽に始められ、情報発信しやすいのが特徴です。WordPressなどのCMSを利用すれば、専門知識がなくても簡単にブログを立ち上げられます。
<例>
- 企業ブログ
- 社員ブログ
- 個人ブログ
コーポレートサイト
コーポレートサイトは企業情報を中心に発信するオウンドメディアで、信頼性やブランドイメージ向上に効果的です。採用情報やIR情報なども掲載すれば、企業全体の情報を発信できます。
<例>
- 会社概要
- 事業内容
- 製品・サービス情報
- ニュースリリース
SNSアカウント
X(旧Twitter)、Facebook、InstagramなどといったSNSアカウントもオウンドメディアの一つです。拡散力が高く、情報発信のスピードが速いのが特徴で、フォロワーとのコミュニケーションを通じて、エンゲージメントを高められます。
<例>
- 企業アカウント
- ブランドアカウント
- キャンペーンアカウント
動画
YouTubeなどの動画プラットフォームで情報発信する動画もオウンドメディアです。視覚的に訴求できる点が特徴で、商品紹介やイベントの様子などを動画で配信すれば、より多くの情報を伝えられます。
<例>
- 商品紹介動画
- ハウツー動画
- インタビュー動画
ポッドキャスト
ポッドキャストは、音声コンテンツで情報発信するオウンドメディアです。通勤時間や家事の合間など、隙間時間に聴きやすい傾向にあり、インタビュー形式や対談形式など、さまざまなコンテンツを制作できます。
<例>
- 業界ニュース解説
- 社員インタビュー
- 対談番組
3ヶ月で効果を出すためのオウンドメディア戦略



ここからは、3ヶ月で効果を出すための具体的なステップを解説していきます。
- ステップ1:目標設定
- ステップ2:コンテンツ企画
- ステップ3:コンテンツ制作
- ステップ4:コンテンツ配信・拡散
オウンドメディアの効果を実感するには長期的に構える必要がありますが、なるべく早く効果を出すためにも参考にしてください。
ステップ1:目標設定
まずは、オウンドメディアで何を達成したいのか、具体的な目標を設定しましょう。目標がないと、コンテンツの方向性が定まらず、効果測定もできません。
なお、目標設定の際には、以下の点を意識しましょう。
- 具体的かつ数値化できる目標を設定する:「認知度向上」など抽象的な目標ではなく、「Webサイトからの問い合わせ数30%UP」など、具体的な数値目標を設定することで、達成度合いを明確に把握できる
- 達成可能な目標を設定する:現状のアクセス数やリソースなどを考慮し、現実的に達成可能な目標を設定しなければモチベーションを維持しづらい
- 期限を設定する:3ヶ月後、半年後など、目標達成の期限を設定することで、計画的にオウンドメディアを運営可能
- 目標を共有する:オウンドメディアに関わるメンバー全員で目標を共有すれば、共通認識をもち、協力して目標達成に向けて取り組める
また、目標設定には、以下の2つの指標を用いるのがおすすめです。具体的な数値目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。
KGI(Key Goal Indicator)
KGIは、オウンドメディアの最終的な目的を明確にするために設定します。
<例>
- Webサイトからの問い合わせ数30%UP
- 商品購入率10%UP
KPI(Key Performance Indicator)
KPIは、KGI達成に向けた進捗状況を測るための指標です。
<例>
- 月間PV数10,000PV達成
- SNSフォロワー数1,000人達成
ステップ2:コンテンツ企画
目標が決まったら、ターゲット読者が求めている情報を、SEOキーワードを意識しながら企画します。闇雲に記事を作成しても効果は期待できないので、記事作成前にはまずはSEOキーワード調査を行うのが定石です。
SEOキーワード調査のポイントとしては、下記が挙げられます。
- 検索ボリュームが多いキーワードだけでなく、ニッチなキーワードも組み合わせる
- キーワードの組み合わせで、より具体的な検索意図に合わせたコンテンツを企画する
- 時事ネタやトレンドを取り入れたキーワードも検討する
合わせて、コンテンツ企画の際には、以下の3点を意識しましょう。
- ターゲット読者のニーズを把握する:ペルソナの年齢、性別、職業、興味関心などを具体的に設定すれば、読者がどのような情報を求めているのかを明確にでき、より読者に響くコンテンツを企画可能
- 競合調査を行う:競合のオウンドメディアを分析し、競合がどのようなコンテンツを発信しているのか、どのようなキーワードで集客しているのかなどを調査することで、自社のオウンドメディアの差別化を図れる
- オリジナリティを出す:他社にはない独自の視点や情報を盛り込み、自社の強みや専門性を活かしたコンテンツを作成できれば、他のオウンドメディアとの差別化を図ることができ、読者の興味を引ける
また、コンテンツ企画を進める際の各工程は次の3つを参考にしてください。
テーマ選定
ターゲット読者の興味関心と自社の強みを掛け合わせたテーマを選びましょう。
たとえば、自社が化粧品メーカーであれば、「美肌になるためのスキンケア方法」や「最新コスメレビュー」などが考えられます。
<テーマ選定のポイント>
- ターゲット読者の悩みや課題を解決できるテーマを選ぶ
- 自社の製品やサービスと関連性の高いテーマを選ぶ
- 競合が少ないニッチなテーマを選ぶ
- 読者の興味を引くような面白いテーマを選ぶ
コンテンツカレンダー作成
いつ、どんなコンテンツを発信するか、スケジュールを立てましょう。コンテンツカレンダーを作成することで、計画的にコンテンツ制作を進められます。
<コンテンツカレンダー作成のポイント>
- 定期的な更新頻度を決める
- イベントや季節に合わせたコンテンツを企画する
- 過去のコンテンツの反応を見て、改善点を見つける
SEOキーワード調査
検索ボリュームや競合性を考慮し、適切なキーワードを選びましょう。
Googleキーワードプランナーなどのツールを活用することで、効果的なキーワードを選定できます
ステップ3:コンテンツ制作
コンテンツ企画ができたら、いよいよコンテンツ制作です。読者の心に響き、検索エンジンにも評価されるよう、以下の点に気をつけながらコンテンツを作成しましょう。
- 読者の視点で書く:読者が理解できない専門用語を使っても、内容が伝わらないため、専門用語を避け、わかりやすい言葉で説明する
- 正確な情報を伝える:誤った情報を発信すると、読者の信頼を失うことになりかねないことから、事実と異なる情報は記載せず、信頼性の高い情報を提供する
- 最新情報を盛り込む:常に最新の情報にアンテナを張り、最新のトレンドや情報を盛り込んだ読者に役立つ情報を提供すれば、読者の関心を引ける
- SEOに強い記事にする:キーワードを適切な場所に配置し、内部リンクを設定するなど、SEO対策を行うことで、検索エンジンからの流入を増やせる
- E-E-A-Tを意識する:E-E-A-Tとは、Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもので、Googleが検索結果のランキングを決定する際に重要視している要素。専門性が高く、信頼できる情報を提供できれば、検索エンジンからの評価を高められる。
上記をふまえたうえで、記事本文の書き方、以下のタイトルの付け方、画像・動画の活用ポイントをみて記事を作成してみてください。
記事の書き方
記事を執筆する際は、PREP法(結論、理由、具体例、再結論)などを参考に、わかりやすく論理的な文章を心がけましょう。
PREP法は、結論から述べ、理由を説明し、具体例を挙げ、最後に結論を繰り返すという構成で、読者の理解を深める効果があります。
たとえば、PREP法で文章を書くと以下のようになります。
- Point(結論):オウンドメディアは、Webサイトのアクセス数UPに効果的です。
- Reason(理由):SEO効果や情報発信力強化など、さまざまなメリットがあります。
- Example(具体例):ある企業は、オウンドメディアを始めてから、Webサイトへのアクセス数が3倍に増加しました。
- Point(再結論):よって、オウンドメディアは、Webサイトのアクセス数UPに効果的な手段といえます。
タイトルの付け方
SEOキーワードを含めつつ、読者の興味を引くタイトルをつけましょう。タイトルは、読者が最初に目にする部分であり、クリック率に大きく影響します。
タイトルの付け方のポイントとしては以下を確認してください。
- キーワードをタイトルの前半に入れる
- 数字や疑問形を使う
- ベネフィットを具体的に表現する
- ターゲット読者に語りかける
画像・動画の活用
文字だけでは伝わりにくい情報を、視覚的にわかりやすく伝えるために画像・動画を活用しましょう。高画質で魅力的な画像や動画は、読者の滞在時間を延ばし、エンゲージメントを高める効果があります。
画像・動画活用のポイントは次のとおりです。
- 著作権・肖像権に配慮する
- 高画質でわかりやすい画像・動画を選ぶ
- テキストと合わせて情報を補完する
- 読者の目を引くようなデザインにする
ステップ4:コンテンツ配信・拡散
作成したコンテンツは、SNSやメールマガジン、広告などで積極的に配信・拡散しましょう。潜在的なリードにも立直できます。
なお、コンテンツ配信・拡散の際には、以下の3点を意識してください。
- ターゲットに合わせたプラットフォームを選ぶ:ペルソナがどのようなプラットフォームで情報収集をしているのかを把握し、適切なプラットフォームで情報発信する
- 発信頻度を調整する:発信頻度が高すぎると、読者に飽きられてしまう可能性があるため、適切な頻度で情報発信する
- 分析ツールを活用する:Google Analyticsなどの分析ツールを活用して、どのプラットフォームからの流入が多いのか、どのコンテンツが効果的なのかなどを分析し、コンテンツ配信・拡散戦略を改善していくことが重要
SNS
特にSNSを活用すれば、より多くの人にコンテンツを届けられます。
各SNSの特性に合わせて、X(旧Twitter)では短い文章で情報を発信し、Instagramでは美しい画像で視覚的に訴求するなど、プラットフォームに合わせた発信方法が重要です。
たとえば、以下のようなSNSの活用例が考えられます。
- X(旧Twitter):最新記事の紹介、イベント告知、キャンペーン情報など
- Facebook:記事のシェア、コミュニティへの投稿、ライブ配信など
- Instagram:商品写真、イベント写真、社員紹介など
メールマガジン
読者との関係性を深めるために、定期的なメールマガジン配信も有効です。新着記事のお知らせや限定情報などを配信することで、読者のエンゲージメントを高められます。
メールマガジン配信のポイントとしては下記が挙げられます。
- ターゲット読者に合わせた内容にする
- 件名で読者の興味を引く
- パーソナライズされた内容にする
- 配信頻度を調整する
広告
予算があれば、SNS広告やリスティング広告などを活用して、リーチを広げましょう。広告を出せば、より多くの潜在顧客にアプローチできます。
広告活用する際は、以下の点に注意してください。
- ターゲット読者を明確にする
- 広告の目的を設定する
- 効果的な広告クリエイティブを作成する
- 広告効果を測定し、改善する
オウンドメディア運営のポイント



ここでは、オウンドメディア運営のポイントを2つ解説します。
- SEO対策
- 効果測定
オウンドメディアは制作して終わりではなく、PDCAを回しながらブラッシュアップしていくことが大切です。
SEO対策
SEO対策は、オウンドメディアの成功に欠かせません。検索エンジンからの流入を増やすことで、より多くの潜在顧客にアプローチできるからです。
しかし、SEO対策は、効果が出るまでには時間がかかる場合もあります。長期的な視点で取り組むことが重要です。根気強く続けることで、安定した集客が見込めるようになります。
キーワード選定
キーワード選定では、キーワード選定ツールなどを活用して、検索ボリュームや競合性を調査し、ターゲット読者が検索しそうな適切なキーワードを選びましょう。
<例>
- 「オウンドメディア 始め方」
- 「オウンドメディア 運用」
- 「オウンドメディア 成功事例」
- 「オウンドメディア SEO対策」
- 「オウンドメディア ツール」
内部対策
タイトルタグ、メタディスクリプション、見出しタグなどを最適化する内部対策も忘れてはいけません。
キーワードを適切な場所に配置したり、記事の内容をわかりやすく構造化したりすることで、検索エンジンからの評価を高められるためです。
<例>
- タイトルタグにキーワードを含める
- メタディスクリプションに記事の内容を簡潔にまとめる
- 見出しタグ(H2、H3、H4など)を使って記事を構造化する
- 内部リンクを設定して、関連性の高い記事に誘導する
外部対策
被リンクを獲得したり、SNSでシェアしてもらうなど、外部からの評価を高める外部対策も行いましょう。
他のWebサイトから自分のサイトへのリンクである被リンクが多いほど、検索エンジンからの評価が高まります。
<例>
- ゲスト投稿を行う
- SNSで積極的に情報発信する
- 影響力の大きいインフルエンサーに紹介してもらう
効果測定
定期的な効果測定は、オウンドメディアの改善に不可欠です。
アクセス解析ツールなどを活用して、PV数(ページビュー数)、UU数(ユニークユーザー数)、滞在時間、直帰率、コンバージョン数(目標達成数。例:資料ダウンロード数、問い合わせ数)などをチェックしましょう。
これらの指標を定期的にチェックし、改善点を見つけ出すことで、より効果的なオウンドメディア運営が可能になります。
なお、効果測定には、以下のようなさまざまなツールを活用するのがおすすめです。
- Google Analytics:Googleが提供する無料のアクセス解析ツールで、PV数、UU数、滞在時間、直帰率などの基本的な指標を測定可能
- Google Search Console:Googleが提供する無料のSEOツールで、検索キーワードやクリック率、検索順位などを確認可能
ただし、効果測定を行う際には、設定した目標とKPIが一致していないと、効果測定ができないため注意しましょう。
また、毎日、毎週、毎月など、定期的に測定することで、効果の変化を把握しやすくなります。
3ヶ月で効果を出すためのオウンドメディア立ち上げスケジュール例



この章では、3ヶ月で効果を出すための具体的なスケジュール例を紹介します。
- 1ヶ月目:準備期間
- 2ヶ月目:コンテンツ制作・配信開始
- 3ヶ月目:効果測定・改善
オウンドメディアの効果を最大限に引き出すためには、計画的なスケジュール管理が不可欠です。
なお、スケジュール例はあくまで目安なので、自社の状況に合わせて、柔軟に調整してください。
1ヶ月目:準備期間
- 1週目:オウンドメディアの目標設定、KPI設定、ターゲット読者の明確化、ペルソナ設定を行う
- 2週目:コンテンツテーマの選定、SEOキーワード調査、競合調査を行う
- 3週目:コンテンツカレンダーの作成、オウンドメディアのプラットフォーム選定、デザイン決定を行う
- 4週目:必要に応じて、ライターやデザイナーなどの外部パートナーを選定する
2ヶ月目:コンテンツ制作・配信開始
- 1〜3週目:コンテンツ制作に注力し、記事、画像、動画など、さまざまな形式のコンテンツを作成し、予約投稿を設定する
- 4週目:オウンドメディアを公開し、SNSやメールマガジンなどで告知する
3ヶ月目:効果測定・改善
- 1週目:アクセス解析ツールなどを活用して、PV数、UU数、滞在時間、直帰率、コンバージョン数などを測定する
- 2〜4週目:効果測定の結果を分析し、コンテンツの内容やSEO対策などを改善する
Web担当者向けのオウンドメディア運用チェックリスト



オウンドメディアの運用には、さまざまなタスクがあります。
以下のチェックリストを参考に、オウンドメディアの運用状況を定期的に確認し、改善を続けていきながら、より効果的なオウンドメディアを構築しましょう。
コンテンツ企画
目標設定は明確ですか? ターゲット読者は明確ですか? ペルソナは設定されていますか? テーマは十分に検討されていますか? SEOキーワード調査は行っていますか? コンテンツカレンダーは作成されていますか?
コンテンツ制作
記事の構成はわかりやすいですか? タイトルは魅力的ですか? キーワードは適切に含まれていますか? 画像や動画は効果的に活用されていますか? 記事の内容は正確ですか? 最新の情報に基づいていますか?
コンテンツ配信・拡散
SNSで積極的に情報発信していますか? メールマガジンを配信していますか? 広告を活用していますか? 各プラットフォームの特性に合わせた発信をしていますか? 発信頻度は適切ですか?
効果測定
アクセス解析ツールを導入していますか? 定期的に効果測定を行っていますか? 目標とKPIは一致していますか? 結果を分析し、改善に繋げていますか?
その他
著作権・肖像権に配慮していますか? 個人情報保護法を遵守していますか? 競合のオウンドメディアを分析していますか? ユーザーの声を聞いていますか?
Web担当者におすすめのオウンドメディアツール



ここでは、オウンドメディアの立ち上げ・運営に役立つツールを紹介します。
- CMS(コンテンツマネジメントシステム)
- SEOツール
- アクセス解析ツール
- SNS運用ツール
- 画像編集ツール
オウンドメディアを始める前にどのツールを使うか吟味しておくのがおすすめです。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)
CMSは、Webサイトやブログを簡単に作成・管理できるシステムです。
WordPress



WordPressは、世界中で利用されているCMSです。豊富なテーマやプラグインがあり、カスタマイズ性が高い傾向にあります。初心者から上級者まで幅広く利用されています。
<メリット>
- 無料で利用できる
- カスタマイズ性が高い
- 情報が豊富
<デメリット>
- 初期設定がやや難しい
- セキュリティ対策が必要
Wix



Wixはドラッグ&ドロップで簡単にWebサイトを作成できるCMSです。初心者でも使いやすく、デザイン性の高いテンプレートが豊富に用意されています。
<メリット>
- 操作が簡単
- デザイン性が高い
- サポートが充実している
<デメリット>
- カスタマイズ性に制限がある
- SEO対策がやや難しい
STUDIO



STUDIOはコーディング不要で、直感的に操作できるCMSです。プロのようなWebサイトを簡単に作成できます。
<メリット>
- デザイン性が高い
- 操作が簡単
- レスポンシブ対応
<デメリット>
- 機能が限られている
- SEO対策がやや難しい
SEOツール
SEOツールは、Webサイトの検索エンジン最適化をサポートするツールです。
Google Search Console



Google Search Consoleは、Googleが提供する無料のSEOツールです。検索パフォーマンスを確認するなど、サイトの改善点を見つけ出せます。
<おもな機能>
検索クエリ、クリック率、検索順位、インデックス登録状況、モバイルユーザビリティの確認など
All in One SEO



All in One SEOは、WordPressのプラグインです。簡単な設定で初心者でも簡単にSEO対策を行えます。
<おもな機能>
- Google XML Sitemapの自動送信
- スニペットプレビュー機能
- SNSへの拡散時に役立つ機能
- Google Analyticsの全体サポート
アクセス解析ツール
アクセス解析ツールは、Webサイトへのアクセス状況を分析するツールです。
Google Analytics



Google AnalyticsはGoogleが提供する無料のアクセス解析ツールです。ユーザーの行動を分析し、サイトの改善に役立てることができます。
<おもな機能>
アクセス数、流入経路、ユーザー属性、行動フローの分析など
SimilarWeb



SimilarWebは競合サイトの分析に役立つツールです。競合のトラフィックやキーワードなどを調査できます。
<おもな機能>
競合サイトのトラフィック分析、キーワード分析、オーディエンス分析など
User Heatmap



User Heatmapはユーザーの行動をヒートマップで可視化するツールです。どのコンテンツが読まれているのか、どの部分で離脱しているのかなどを把握しやすい傾向にあります。
<おもな機能>
ヒートマップ表示、クリックマップ表示、スクロールマップ表示など
SNS運用ツール
SNS運用ツールは、複数のSNSアカウントを一元管理したり、予約投稿や分析を行えるツールです。
Buffer



Bufferは複数のSNSアカウントを一元管理できるツールです。予約投稿や分析機能も充実しています。
<おもな機能>
予約投稿、投稿分析、チームでの運用など
Hootsuite



Hootsuiteは複数のSNSアカウントを管理できるツールで、チームでの運用に便利です。
<おもな機能>
予約投稿、投稿分析、チームでの運用、ソーシャルリスニングなど
画像編集ツール
画像編集ツールは、オウンドメディアに掲載する画像を作成・編集するツールです。
Canva



Canvaは無料で使えるデザインツールです。テンプレートが豊富で、初心者でも簡単にデザイン性の高い画像を作成できます。
<おもな機能>
テンプレート、画像編集、デザイン作成、共有機能など
Photoshop



Photoshopはプロ向けの画像編集ソフトで、高度な編集が可能です。
<おもな機能>
画像編集、レタッチ、合成、フィルター、ブラシなど
オウンドメディアの始め方に関するよくある質問と回答



この章では、オウンドメディアの始め方に関するよくある質問と回答を3つ紹介します。
- Q1. オウンドメディアの費用はどれくらいかかる?
- Q2. 個人でもオウンドメディアを始められる?
- Q3. オウンドメディアで成果を出すにはどれくらい時間がかかる?
オウンドメディアを始めたいと思いながらも、周りに相談する人がいないという方は参考にしてください。
Q1. オウンドメディアの費用はどれくらいかかる?
初期費用は、以下のようにオウンドメディアの種類や規模によって大きく異なります。
- ブログ:無料ブログサービスを利用すれば、初期費用はかからない。独自ドメインを取得したり、サーバーをレンタルしたりする場合は、年間数千円〜数万円程度の費用がかかる。
- コーポレートサイト:制作会社に依頼する場合、数十万円〜数百万円程度の費用がかかる。
- SNSアカウント:基本的に無料で利用可能。
- 動画:YouTubeなどの無料動画プラットフォームを利用すれば、初期費用はかからない。動画制作を外部に依頼する場合は、動画の内容や長さによって費用が異なる。
- ポッドキャスト:音声編集ソフトやマイクなどを購入する場合がありますが、初期費用は数万円程度で済む。
また、運用費用としては、コンテンツ制作費、SEO対策費、広告費などがかかります。
- コンテンツ制作費:内製する場合と外注する場合で大きく異なる。
- SEO対策費:SEOコンサルタントに依頼する場合は、月額数万円〜数十万円程度の費用がかかる。
- 広告費:広告の種類や予算によって異なる。
Q2. 個人でもオウンドメディアを始められる?
個人でもオウンドメディアを始められます。
無料ブログサービス(はてなブログ、Amebaブログなど)やSNSアカウントなどを活用すれば、初期費用をかけずに始めることも可能です。
Q3. オウンドメディアで成果を出すにはどれくらい時間がかかる?
オウンドメディアで成果を出すには、一般的には、半年程度で効果が出始めるといわれています。
ただし、これはあくまでも目安であり、コンテンツの内容やSEO対策の状況によって大きく異なることを覚えておいてください。
継続的に良質なコンテンツを発信し、SEO対策をしっかりと行えば、早期に効果を出すことも可能です。
まとめ:Web担当者なら今日から始めよう! オウンドメディア
この記事では、オウンドメディアの基本知識から具体的なステップ、SEO対策、おすすめツールまで、網羅的に解説しました。
オウンドメディアは、Web担当者にとって強力な武器となります。ぜひこの記事を参考に、今日からオウンドメディアを始めてみましょう。
もし、オウンドメディアの立ち上げや運営でお困りのことがあれば、お気軽に私たちSEO対策相談所にご相談ください。専門家があなたの課題解決をサポートいたします。