「オウンドメディアの費用対効果、本当に最大化できていますか?」
Web担当者やマーケティング担当者のあなたは、効果的な戦略やノウハウ不足に悩んでいませんか?
この記事では、2024年最新版の費用相場や内訳を徹底解説。
成功事例から具体的な戦略を学び、失敗事例から教訓を得て、限られた予算でも成果を出すためのSEO対策やコンテンツ制作ノウハウを余すことなくお伝えします。
もう一人で悩む必要はありません。費用対効果の高いオウンドメディア構築を、この記事で一緒に実現しましょう。
目次
この記事を読んでほしい人
- オウンドメディアの立ち上げを検討しているが、費用感がわからず悩んでいる方
- オウンドメディアの費用対効果を最大化する方法を知りたい方
- 限られた予算内で効果的なオウンドメディアを構築したい方
この記事でわかること
- オウンドメディア構築にかかる費用の内訳と相場
- 予算別のオウンドメディア構築事例
- 費用を抑えながらオウンドメディアを構築するためのサービスや注意点
気になる費用は?オウンドメディア構築費用をわかりやすく解説
オウンドメディアを立ち上げるには、初期費用と運用費用がかかるため、この章では下記についてわかりやすく解説していきます。
- オウンドメディア構築費用の内訳とは?
- オウンドメディア構築費用の相場は?
それぞれの内訳と相場を理解することで、予算計画が立てやすくなります。
オウンドメディア構築費用の内訳とは?
オウンドメディア構築費用は、大きく初期費用と運用費用の2つに分けられます。
初期費用
<ドメイン取得費用>
ドメイン取得費用とは、オウンドメディアのWeb上の住所となるドメインを取得するための費用です。取得するドメインの種類(.comや.jpなど)やレジストラ(ドメイン登録業者)によって費用は異なりますが、年間数百円〜数千円程度が一般的となっています。
たとえば、「.com」ドメインは年間2,000円〜、「.jp」ドメインは年間3,000円〜が相場です。
ドメインは、取得するだけでなく、毎年更新料を支払う必要があり、更新を忘れると、ドメインが失効し、他の人に取得されてしまう可能性があるので注意が必要です。
<サーバー契約費用>
サーバー契約費用とは、オウンドメディアのデータを保管し、インターネット上で公開するためのサーバーをレンタルするための費用です。
共用サーバー、VPS(仮想専用サーバー)、クラウドサーバーなど、さまざまな種類のサーバーがあり、それぞれ費用や性能が異なります。月額数百円~数万円程度が相場です。
たとえば、共用サーバーは月額500円程度から利用できますが、アクセス数が増えると表示速度が遅くなる可能性があります。一方、VPS(仮想専用サーバー)やクラウドサーバーは月額数千円〜数万円と高額ですが、安定したパフォーマンスが期待できるのが特徴です。
サーバーの選び方は、オウンドメディアの規模やアクセス数、必要な機能などを考慮して決める必要があります。
<デザイン費用>
デザイン費用とは、オウンドメディアのデザインを作成するための費用です。テンプレートを利用する場合や、オリジナルデザインを制作する場合など、デザインのクオリティによって費用は大きく異なります。数万円〜数十万円程度が相場です。
テンプレートを利用する場合は数万円程度で済むこともありますが、オリジナリティを出すのが難しいというデメリットがあります。一方、オリジナルデザインを制作する場合は数十万円程度かかりますが、自社のブランドイメージに合ったデザインを実現可能です。
デザインは、オウンドメディアの第一印象を左右する重要な要素なので、ユーザーにとって見やすく、使いやすいデザインにすることで、回遊率やコンバージョン率の向上にも繋がります。
<システム構築費用(CMS導入など)>
システム構築費用(CMS導入など)とは、コンテンツ管理システム(CMS)を導入するための費用です。WordPress、Movable Type、Drupalなど、さまざまなCMSがあり、それぞれ費用や機能が異なるものの、数万円〜数百万円程度が相場となっています。
WordPressは基本無料で利用できますが、カスタマイズには専門知識が必要になる場合があります。Movable TypeやDrupalは費用が発生しますが、高機能でセキュリティ面も安心です。
CMSを導入することで、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、簡単にコンテンツを更新・管理できます。
<コンテンツ制作費用(初期コンテンツ)>
コンテンツ制作費用(初期コンテンツ)とは、オウンドメディア立ち上げ時に必要なコンテンツ(記事、画像、動画など)を制作するための費用です。
内製する場合や、外部のライターや制作会社に依頼する場合など、コンテンツの量や質によって費用は大きく異なるとはいえ、数十万円が相場です。
初期コンテンツは、オウンドメディアの第一印象を左右する重要な要素となっているので、SEO対策を意識したコンテンツ制作や、プロのライターによる高品質な記事作成など、費用をかけることで効果を高められます。
ただし、コンテンツの種類や量は、オウンドメディアの目的に合わせて検討する必要があるので注意してください。たとえば、ブログ形式であれば、定期的に記事を更新することが重要です。
運用費用
<コンテンツ制作費用>
コンテンツ制作費用とは、記事や動画など、オウンドメディアで公開するコンテンツを制作するための費用です。
内製する場合や、外部ライターや制作会社に依頼する場合など、コンテンツの量や質によって費用は大きく異なります。たとえば、記事1本あたり数千円〜数万円程度が相場です。
継続的にコンテンツを制作し、オウンドメディアを活性化させるためには、安定したコンテンツ制作体制を構築する必要があります。もちろん、コンテンツのテーマやキーワードは、SEO対策を意識して選定しましょう。
<SEO対策費用>
SEO対策費用とは、検索エンジン最適化(SEO)対策を行うための費用です。キーワード調査、コンテンツ最適化、被リンク獲得など、さまざまな施策があり、それぞれ費用や効果が異なります。月額制の場合、月数十万円程度が相場です。
SEO対策は、オウンドメディアへのアクセス数を増やすために欠かせない施策でありながら、専門的な知識やノウハウが必要なため、SEO対策会社に依頼することも検討しましょう。
また、検索エンジンのアルゴリズム変更に対応するためにも、SEO対策を継続的に行う必要があります。
<広告費用>
広告費用とは、オウンドメディアへの集客のために広告を利用する場合の費用です。リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告など、さまざまな種類の広告があり、それぞれ費用や効果が異なります。
広告は短期間で集客効果を高めたい場合に有効な手段です。ただし、費用対効果を意識し、適切な予算配分を行う必要があります。
広告の種類やターゲット設定、クリエイティブなど、専門的な知識が必要なため、広告代理店に依頼することも検討しましょう。
<その他(アクセス解析ツール、保守・管理費用など)>
その他の費用については、アクセス解析ツールやセキュリティ対策ソフトなどの費用、サーバーやCMSの保守・管理費用などが含まれます。月額数千円〜数万円程度が相場です。
オウンドメディアの効果測定やセキュリティ対策は、安定した運用に欠かせません。これらの費用も忘れずに予算に組み込みましょう。
アクセス解析ツールは、Google AnalyticsやAdobe Analyticsなど、さまざまな種類があるので、自社のニーズに合わせて選んでください。
また、サーバーやCMSの保守・管理費用は、提供会社によって大きく異なるため、サポート体制やセキュリティ対策なども考慮して選びましょう。
オウンドメディア構築費用の相場は?
オウンドメディア構築費用は、規模や機能、制作会社によって大きく異なりますが、下記表が制作会社に依頼する場合の目安です。
制作会社に依頼する場合の相場 | ||
規模 | ページ数 | 費用相場 |
小規模サイト | 5~10ページ | 50万円~150万円 |
中規模サイト | 10~30ページ | 150万円~300万円 |
大規模サイト | 30ページ以上 | 300万円~ |
また、自社で構築する場合の相場は次のとおりです。
自社で構築する場合の相場
- WordPressなどのCMSを利用:数万円~数十万円(テーマやプラグインの費用を含む)
- フルスクラッチで開発:数十万円~数百万円(エンジニアの人件費など)
もちろんこれらの相場はあくまで目安となっているので、参考程度にしてください。
複数の制作会社から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
なお、制作会社に依頼する場合、自社で構築する場合のどちらも以下のような要素が費用に影響します。
費用に影響する要素
<デザインのクオリティ>
プロのデザイナーに依頼する場合は高額になりますが、クオリティの高いデザインは、ユーザーの満足度やブランドイメージ向上に繋がります。
<機能の複雑さ>
EC機能や会員機能など、複雑な機能を追加する場合は、開発費用が高くなります。
たとえば、会員制のオウンドメディアを構築する場合、会員登録機能やログイン機能、会員限定コンテンツの配信機能などが必要なためです。
<コンテンツ量>
記事や画像、動画など、コンテンツの量が多いほど、制作費用が高くなる傾向にあります。
もちろん、コンテンツの量だけでなく、質の高さも意識しましょう。プロのライターに依頼する場合は、費用は高くなりますが、質の高いコンテンツを作成できる点がメリットです。
<SEO対策の有無>
SEO対策を行う場合は、キーワード調査やコンテンツ最適化などの費用が発生します。
SEO対策は、専門的な知識やノウハウが必要なため、SEO対策会社に依頼する場合は、さらに費用がかかることを覚えておいてください。
<運用体制>
コンテンツ更新頻度や担当者の人数など、運用体制によって費用は変動します。
たとえば、毎日コンテンツを更新する場合や、専任の担当者を置く場合は、運用費用が高くなるので、自社のオウンドメディアに合わせて更新スケジュールや予算を考慮してください。
予算別!オウンドメディア構築事例で費用感を掴もう
ここでは、予算別に成功事例を紹介していきます。
- 低予算でも効果的なオウンドメディア構築事例
- 中規模予算で実現できるオウンドメディア構築事例
- 高予算で本格的なオウンドメディア構築事例
それぞれの費用対効果を検証して、より具体的なイメージを掴みましょう。
低予算でも効果的なオウンドメディア構築事例
事例1:無料ブログを活用した情報発信サイト
- 費用:ドメイン取得費用のみ(年間数百円)
- ターゲット:特定の趣味をもつ層(例:旅行好き、カメラ好き)
- コンテンツ:個人の経験や知識に基づいた情報発信(旅行記、カメラ機材レビュー、撮影テクニック解説など)
- 効果:SEO対策で上位表示され、広告収入やアフィリエイト収入を得ることに成功
<成功のポイント>
- ニッチなテーマに特化し、ターゲットを絞ることで、競合が少ないキーワードで上位表示を狙う
- 読者の悩みや疑問を解決する質の高いコンテンツを提供する
- SNSなどを活用して情報発信を行い、アクセス数を増やす
- 無料ブログサービスのSEO機能を最大限に活用する
- 収益化のために広告やアフィリエイトプログラムに登録する
事例2:テンプレートを活用したコーポレートサイト
- 費用:テンプレート費用+サーバー費用(数万円)
- ターゲット:自社の商品・サービスに関心をもつ層
- コンテンツ:会社概要、事業内容、商品・サービス紹介、お問い合わせフォーム
- 効果:問い合わせ増加、採用強化に貢献
<成功のポイント>
- テンプレートを活用することで、デザイン費用を抑える
- 自社の強みや特徴をわかりやすく伝えるコンテンツを作成する
- SEO対策の基本的な施策を実施する(キーワード選定、メタタグ設定など)
- 採用情報や企業理念などを掲載し、採用ブランディングに活用する
- お問い合わせフォームを設置し、見込み顧客の獲得につなげる
中規模予算で実現できるオウンドメディア構築事例
事例1:CMS導入で更新性を高めたメディアサイト
- 費用:100万円~200万円
- ターゲット:特定の業界・分野に関心をもつ層(例:IT業界、金融業界)
- コンテンツ:業界ニュース、コラム、インタビュー記事、セミナー情報など
- 効果:SEO対策で上位表示され、リード獲得に貢献
<成功のポイント>
- SEOに強いCMSを導入し、記事の更新や管理を効率化
- 専門性の高いライターを起用し、質の高いコンテンツを制作
- ターゲット層に合わせた情報発信を行い、リード獲得につなげる
- メールマガジン登録フォームを設置し、リードナーチャリングに活用する
- ウェビナーやイベントを開催し、見込み顧客との接点を増やす
事例2:デザインにこだわったブランドサイト
- 費用:200万円~300万円
- ターゲット:ブランドイメージを重視する層(例:高級ブランド、デザイン性の高い商品・サービスを提供する企業)
- コンテンツ:ブランドストーリー、商品・サービスの世界観を伝えるコンテンツ、イメージ動画、スタッフインタビューなど
- 効果:ブランド認知度向上、顧客ロイヤリティ向上に貢献
<成功のポイント>
- ブランドイメージに合ったハイクオリティなデザインを制作
- 感性に訴えかけるコンテンツで、ユーザーの共感を呼ぶ
- SNSや広告などを活用して、ターゲット層にアプローチ
- インタラクティブなコンテンツ(クイズ、診断テストなど)でエンゲージメントを高める
- ブランドの世界観を体験できるイベントやキャンペーンを開催
高予算で本格的なオウンドメディア構築事例
事例1:EC機能を備えたメディアコマースサイト
- 費用:500万円~
- ターゲット:商品購入意欲の高い層
- コンテンツ:商品紹介、レビュー、ランキング、特集記事、ハウツー記事、ユーザーコミュニティなど
- 効果:商品販売促進、売上向上に貢献
<成功のポイント>
- SEO対策だけでなく、SNS広告やコンテンツマーケティングなど、多角的な集客施策を実施
- 商品の魅力を最大限に引き出すコンテンツ制作(高品質な商品画像、詳細な商品説明、利用シーンの紹介など)
- ユーザーが安心して購入できるようなサイト設計(決済方法の多様化、セキュリティ対策、返品・交換対応など)
- ユーザーレビューやランキング機能で、購買意欲を高める
- ポイント制度やクーポン発行など、リピート購入を促進する施策を実施
事例2:大規模なコンテンツマーケティングを展開するポータルサイト
- 費用:1,000万円~
- ターゲット:幅広い層
- コンテンツ:ニュース、エンタメ、ライフスタイル情報、専門家コラム、Q&Aコーナーなど
- 効果:広告収入、会員獲得、データ収集など
<成功のポイント>
- 質の高いコンテンツを大量に制作し、ユーザーの多様なニーズに応える
- SEO対策を徹底し、検索エンジンからの流入を増やす
- 広告掲載や会員登録など、収益化の仕組みを構築
- パーソナライズ機能やレコメンド機能で、ユーザー体験を向上させる
- ユーザー参加型の企画やイベントで、コミュニティ形成を促進
事例3:動画コンテンツに力を入れたオウンドメディア
- 費用:300万円~
- ターゲット:若年層、動画コンテンツを好む層
- コンテンツ:ハウツー動画、インタビュー動画、商品紹介動画、ライブ配信など
- 効果:視聴者数増加、エンゲージメント向上、SNSでの拡散
<成功のポイント>
- 企画力、構成力、編集力のある動画制作チームを編成
- ターゲット層に響く動画コンテンツを制作(共感できるストーリー、わかりやすい解説、美しい映像など)
- YouTubeやSNSなど、動画プラットフォームを最大限活用(SEO対策、広告配信、コミュニティ運営など)
- ライブ配信やコメント機能で、視聴者とのコミュニケーションを活性化
失敗しない!オウンドメディア構築で注意すべきポイント
この章では、オウンドメディア構築で注意すべきポイントを4つご紹介します。
- ポイント1. 目的を見失わない
- ポイント2. コンテンツの質を重視する
- ポイント3. 効果測定を怠らない
- ポイント4. セキュリティ対策をする
特にはじめてオウンドメディアを構築する場合に陥りやすい・忘れやすい点をピックアップしているので参考にしてください。
ポイント1. 目的を見失わない
オウンドメディアを構築する目的を常に意識し、コンテンツ制作や運用に反映させましょう。
なぜオウンドメディアを構築するのか?
- 経営層や関係者と合意し、共通認識をもつことが重要
- 目的が曖昧なままでは、効果的なコンテンツ制作や施策の実施が難しくなる
- 「自社製品の認知度向上」「見込み客獲得」「既存顧客との関係強化」など、具体的な目的を設定すべき
- 目的を達成するためには、誰に向けてどのような情報を発信するのか、ターゲットユーザーとペルソナを明確にすることも重要
コンテンツの方向性がぶれないように
- コンテンツの方向性がぶれてしまうと、ユーザーを混乱させ、オウンドメディアの信頼性を損なう可能性がある
- コンテンツテーマやトーン&マナーなどを事前に決めておき、一貫性を保つようにする
- 定期的にコンテンツの棚卸しを行い、不要なコンテンツは削除したり、リライトしたりするなど、メンテナンスを怠らない
KPI達成のためのコンテンツ設計
- 目標のKPIを達成するために、どのようなコンテンツが必要なのかを具体的に検討する
- リード獲得が目的であれば、資料ダウンロードボタンを設置したり、お問い合わせフォームへの導線をわかりやすくしたりする
- KPI達成に貢献していないコンテンツは、改善または削除を検討する
- ターゲットユーザーに合わせた形式(記事、動画、インフォグラフィックなど)でコンテンツを作成
ポイント2. コンテンツの質を重視する
ユーザーにとって価値のある情報を提供し、定期的なコンテンツ更新を行いましょう。
ユーザーの検索意図に応える
- ユーザーがどのようなキーワードで検索してくるのか、どのような情報を求めているのかを調査し、ニーズに合ったコンテンツを作成
- 検索エンジン最適化(SEO)対策も重要ですが、ユーザーファーストのコンテンツ作りを心がける
- 「オウンドメディア 費用」で検索するユーザーは、費用の相場や内訳だけでなく、費用対効果を高める方法や成功事例なども知りたいと考えているかも
専門性と独自性を出す
- 他のメディアにはない独自の視点や情報を提供することで、ユーザーの興味を引き、ファンになってもらえる
- 社内の専門家や有識者に協力してもらい、専門性の高いコンテンツを作成
- 独自のデータや事例、専門家の意見などを盛り込むことで、コンテンツの信頼性を高められる
- また、競合他社のオウンドメディアとの差別化を図るためにも、独自性の高いコンテンツ作りが重要
信頼性のある情報を提供する
- 事実確認を徹底し、誤った情報や古い情報を発信しないように注意
- 参考文献や引用元を明記することで、情報の信頼性を高められる
- 発信する情報に責任を持ち、常に最新の情報にアップデートするように心がける
- 発信する情報には、必ず裏付けとなる根拠を示す
ポイント3. 効果測定を怠らない
アクセス解析ツールを活用して効果を測定し、データに基づいて改善策を検討しましょう。
アクセス解析ツールの活用
- Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどのアクセス解析ツールを活用して、PV数、UU数、滞在時間、直帰率、コンバージョン数などを分析
- どのコンテンツが人気なのか、どのキーワードで検索されてきたのか、どのページで離脱しているのかなどを把握
データに基づいた改善
- アクセス解析データに基づいて、定期的にコンテンツの改善やSEO対策の見直しを行う
- 離脱率が高いページは、内容を見直したり、デザインを改善したりすることで、ユーザーの滞在時間を延ばせる
- コンバージョン率が低い場合は、CTA(Call to Action)ボタンの設置場所や文言を見直したり、フォームの入力項目を減らしたりするなどの改善策を考え実行
- ユーザーの行動フローを分析しサイトの使い勝手を改善
PDCAサイクルを回す
- オウンドメディアの運用は、PDCAサイクルを回すことで、効果的なオウンドメディア運用につなげられる
- 効果測定は、月に1回、3ヶ月に1回など、頻度を決めて、目標KPIの達成状況を確認
- KPIが達成できていない場合は、原因を分析し、改善策を実行
ポイント4. セキュリティ対策をする
オウンドメディアのセキュリティ対策は、情報漏えいやサイト改ざんなどのリスクからサイトを守るために不可欠です。
ここではセキュリティ対策を詳しく解説します。
SSL化
- SSL化とは、ウェブサイトとユーザーの間でやり取りされるデータを暗号化すること
- SSL化されていないサイトは、Google Chromeなどのブラウザで「保護されていない通信」と表示され、ユーザーの信頼を失う可能性がある
- 無料で取得できるSSL証明書を利用可能
- SSL化は、SEO対策にも有効で、Googleは、SSL化されたサイトを優先的に表示する傾向がある
- SSL化は、個人情報やクレジットカード情報などを扱うサイトでは特に重要
セキュリティソフトの導入
- ウェブサイトの脆弱性を悪用した攻撃からサイトを守るために、セキュリティソフトの導入が必要
- ファイアウォールやWAF(Web Application Firewall)などを導入することで、不正アクセスや攻撃を検知し、防御可能
- 定期的なアップデートやセキュリティチェックも重要
- セキュリティ対策は、専門的な知識が必要な場合もあるため、セキュリティ専門の会社に相談することも検討
定期的なバックアップ
- 万が一、サイトが改ざんされたり、データが消失した場合に備えて、定期的にバックアップを取る
- バックアップがあれば、復旧作業を迅速に行うことができる
- バックアップは、自動的に取得できるツールやサービスを利用すると便利
- バックアップデータは、安全な場所に保管
パスワード管理の徹底
- オウンドメディアの管理画面にログインするためのパスワードは、定期的に変更し、複雑なものにする
- 複数のサイトで同じパスワードを使い回すことは避ける
- パスワード管理ツールなどを活用すると、安全にパスワードを管理できる
- 管理画面へのアクセスは、IPアドレス制限や二段階認証などを導入し、セキュリティを強化
費用を抑えたい!オウンドメディア構築におすすめのサービス6選
費用を抑えたい企業担当者に向けて、オウンドメディア構築に役立つおすすめの無料/有料サービスを紹介します。
- なるべく費用を抑えたい人におすすめのCMS
- コンテンツ制作を効率化したい人におすすめのサービス
それぞれのサービスの特徴や費用感を把握し、自社に最適なサービスを選びましょう。
なお、コンテンツ制作を外注する際は、事前にクリエイターやフリーランスのスキルや実績をよく確認し、自社のニーズに合った人材を選ぶ必要があります。
また、コミュニケーションを密に取り、納期や品質についてしっかりと確認することも重要です。
なるべく費用を抑えたい人におすすめのCMS
WordPress
WordPressは、世界中で最も利用されているCMSです。無料で利用できるオープンソースソフトウェアでありながら、豊富なテーマやプラグインを利用することで、多様なデザインや機能を実現できます。
<特徴>
- 無料で利用可能
- 豊富なテーマやプラグインでカスタマイズ性が高い
- SEOに強く、検索エンジンからの集客が見込める
- コミュニティが活発で情報収集がしやすい
<費用感>
- 基本的に無料
- 独自ドメインの取得費用やサーバー費用、有料テーマやプラグインを利用する場合は別途費用が発生
<こんな方におすすめ>
- 低コストでオウンドメディアを構築したい
- カスタマイズ性や自由度を重視したい
- SEO対策に力を入れたい
<注意点>
- カスタマイズにはある程度の知識や技術が必要
- セキュリティ対策は自身で行う必要がある
- 大規模なサイトには向かない場合がある
クラウドワークス
クラウドワークスは、日本最大級のクラウドソーシングサービスです。Webライターやデザイナー、動画クリエイターなど、さまざまなスキルをもつワーカーに、オウンドメディアのコンテンツ制作を依頼できます。
URL:https://crowdworks.jp/
ちなみにクラウドワークスには、ビズアシという課題や目的に最適な人材を「即戦力アシスタントをすぐアサイン」してくれる何とも便利なサービスがあります。
<特徴>
- 多数のワーカーの中から選べる
- コンペ形式で依頼できるため、コストを抑えられる場合がある
- プロジェクト管理機能が充実している
<費用感>
- ワーカーによって異なる
- 記事制作の場合1本あたり数千円〜数万円程度が相場
- プロジェクト形式とコンペ形式の両方で依頼できるため、予算や目的に合わせて柔軟に活用可能
<こんな方におすすめ>
- 予算を協議して進めたい
- はじめてクラウドソーシングサービスを利用する
<注意点>
- 契約前にワーカーのスキル・経験の確認が必須
- 依頼しても成果物の精度が低いあるいは納品しないなど悪質なワーカーもいる
Wix
Wixは、ドラッグ&ドロップで簡単にウェブサイトを作成できるクラウド型のCMSです。スモールビジネスプラン月額2,100円から手軽にオウンドメディアを始めることができます。
<特徴>
- 直感的な操作で簡単にウェブサイトを作成できる
- 豊富なテンプレートからデザインを選べる
- SEO対策機能も充実している
<費用感>
- パーソナルプラン:月額1,200円(共同管理者2名)
- スモールビジネスプラン:月額2,100円(共同管理者5名)
- ビジネスプラン:月額2,600円(共同管理者10名)
- ビジネスプライムプラン:月額12,000円(共同管理者15名)
<こんな方におすすめ>
- 初心者でも簡単にオウンドメディアを構築したい
- デザイン性の高いサイトを作りたい
- 手軽に始めたい
<注意点>
- カスタマイズ性に制限がある
- 大規模なサイトには向かない場合がある
note
noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画などを自由に投稿できるプラットフォームです。企業もオウンドメディアとして活用しています。
<特徴>
- 無料で利用可能
- 簡単にコンテンツを投稿できる
- クリエイターコミュニティとの交流ができる
- 有料コンテンツ販売機能もある
<費用感>
- 基本的に無料
- 有料コンテンツ販売機能を利用する場合は手数料が発生する
- アクセス解析などをするにはnote pro:月額88,000円(税込)に加入必要
<こんな方におすすめ>
- 個人の発信力を活かしたい
- コミュニティ形成を重視したい
- 有料コンテンツ販売も検討している
<注意点>
- カスタマイズ性に制限がある
- SEO対策は自身で行う必要がある
- アクセス解析などをするにはnote pro:月額88,000円(税込)に加入必要
コンテンツ制作を効率化したい人におすすめのサービス
以下のようなサイトでコンテンツ制作を外注・教えてもらうことで、時間やコストを削減し、より質の高いコンテンツ制作に集中できます。
MENTA
MENTAは、スキルを売り買いできるスキルマーケットです。Webライターやデザイナー、動画クリエイターなど、さまざまなスキルをもつクリエイターに、オウンドメディアのコンテンツ制作を教えてもらえます。
<特徴>
- さまざまなスキルをもつクリエイターに直接相談できる
- クリエイターのポートフォリオや評価を見て選べる
<費用感>
- クリエイターによって異なる
- 平均契約価格帯1.4万円*
<こんな方におすすめ>
- 予算や納期に合わせて柔軟に依頼したい
- 質の高いコンテンツを制作したい
- さまざまなジャンルのコンテンツを制作したい
<注意点>
- クリエイターに制作してもらうのではなくあくまでも技術やテクニックを相談するために利用
- 依頼前に、クリエイターのスキルや実績をよく確認する
*出典:MENTA公式サイトトップページ
ココナラ
ココナラは、個人のスキルをサービスとして出品・購入できるマーケットプレイスです。Webライターやデザイナー、マーケターなど、さまざまなスキルをもつ出品者に、オウンドメディアのコンテンツ制作やコンサルティングを依頼できます。
<特徴>
- 個人のスキルをサービスとして購入できる
- 予算に合わせてサービスを選べる
- 出品者のプロフィールや評価を見て選べる
<費用感>
- 出品者によって異なる
- ロゴ制作の場合平均2万円前後*
<こんな方におすすめ>
- 予算を抑えたい
- 個別のニーズに合わせて依頼したい
- 専門的なアドバイスを受けたい
<注意点>
- 出品者の質にばらつきがある
- 依頼前に、出品者のスキルや実績をよく確認する必要がある
*出典:ココナラマガジン「ココナラのロゴデザイン完全ガイド|評判や依頼相場・注文手順を徹底解説」
まとめ:最適なオウンドメディアを構築してビジネスを加速させよう
オウンドメディア構築は、費用対効果の高いマーケティング戦略として、多くの企業が取り組んでいます。
しかし、成功するためには、費用対効果を意識した計画的な取り組みが必要です。
この記事で紹介した情報をもとに、自社の予算と目的に合った最適なオウンドメディアを構築し、ビジネスの成長に繋げていきましょう。
もし、オウンドメディア構築についてお悩みでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
SEO対策相談所では、オウンドメディア構築に関する無料相談を受け付けております。
専門のコンサルタントが、あなたの会社の状況や課題に合わせて、最適なプランをご提案いたします。
お気軽にお問い合わせください。